森畑鶏(もりはた けい)です。…
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くらし
森畑鶏(もりはた けい)です。ここでは家庭菜園、薪ストーブ、ピザ窯づくりなどをひと通り経験し、2周目に入った田舎暮らしあれこれを綴っていこうと思います。
ニワトリとの暮らしの前に、ミツバチとの暮らしが始まりました。そもそも予備知識ゼロから幸運に恵まれ、突如始まったミツバチ生活。本やネットで情報を集めていくとものすごく奥が深く、そして地球規模で大きな世界が広がっていることがわかってきます。とはいえ私がそれを語るのは100年早いわけで、そういうのは詳しい人たちにお任せして、私はただミツバチを観察しています。
養蜂が始まると、実はこれといってやることがないんです。餌をあげるわけでもないし、ただただ見守るだけ。なので、ひたすらミツバチたちの様子を観察。そうして見続けるうちにある感情が湧いてきました。
それは「カッコいいっ!!」
ハチの中でもニホンミツバチは体がとても小さい。そのうえ性格が大人しくて滅多に人を刺すことはありません。それでいて、せっせと働くのでとってもかわいらしい。しかし、さらによーく見ているとかわいらしさだけではない、勇敢でかっこいい姿に出会えます。
よくミツバチの巣には天敵であるスズメバチがやってきます。ミツバチの幼虫は蜂蜜で育ちますが、スズメバチの幼虫は肉食なんです。知ってました?スズメバチはミツバチを襲って肉団子にして巣に運んで幼虫を育てるのです。
そんなスズメバチに襲われまいと、巣箱の入り口には休みなく行き交うはたらき蜂とは別に「門番の蜂」がいます。門番はスズメバチが巣に近づくと集団で羽を震わせスズメバチを威嚇。時にはスズメバチにたくさんのニホンミツバチが覆いかぶさり、筋肉を震わせ熱で退治する「熱殺蜂球」なる攻撃力も知られています。おっと、わが家の巣にもスズメバチがやってきました。
オオスズメバチは集団で襲いますが、キイロスズメバチは単独でやってきてミツバチを一匹ずつ捕まえます。その瞬間がこちら(涙)
ところが、スズメバチが襲いかかろうとしているのに、どういうわけか門番が一匹しかいない瞬間がありました。そのとき門番は!
逃げるどころか敵(スズメバチ)をロックオン。一匹ながらも常に動きを追い、近づこうものなら精いっぱい威嚇しつづけます。そこにはウソップも真っ青な「勇敢なハチの戦士」がいたのです。どうです、かっこいいじゃありませんか!かわいいだけじゃないミツバチの世界にどんどんハマっていきます(つづく)。
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