はじめまして、森畑鶏(もりはた…
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くらし
森畑鶏(もりはた けい)です。ここでは家庭菜園、薪ストーブ、ピザ窯づくりなどをひと通り経験し、2周目に入った田舎暮らしあれこれを綴っていこうと思います。
庭で草むしりをしていると、モミジやコナラの芽がひょっこり現れます。モミジの種はひらひらと優しく舞い降り、どんぐりは屋根やデッキに落ち転がる音がカラクリおもちゃのよう。種から芽を出した彼らは、雑草たちとは違い小さな体ながらしっかりと根を深くまで伸ばします。うっかり手がかかっても簡単には大地を離さない。そこに生きるという意思があるように。
小学生の頃だったか実家で鶏を飼っていました。庭で放し飼いでしたが、実家の横を流れる川の向こう側の家から「森畑さんちのニワトリがうちに来てるよー」と言われて捕獲に向かったことも度々。「ニワトリが飛べるわけないじゃん!」なんてバカなことを言ってる友だちに「えっ、ふつうに飛ぶよ」と言って不思議がられる少年時代の原体験。
なので今回、友人に「ニワトリ飼おう」と言われた時はなんだかうれしくて。「ニワトリかー」というなつかしさと、なんとなく自分の暮らしが地に足をつくものになっていくんじゃないかという期待感と。
ところで、『ニワトリと暮らす』(著:和田義弥)を読み進めると、世の中にはすごい人がいるなーと感心します。都内の住宅地でも飼われている方も紹介されている。うちで飼っても大丈夫じゃね?(ここに落とし穴があることはなんとなく想像できる)
というわけで、少年時代の古い記憶を呼び起こしつつ、現代にニワトリと暮らしている諸先輩の様子を拝見して、ニワトリが飛ぶ姿を思い浮かべて、地に足をつけて暮らしたいと思います。今度のニワトリも銀座商店街あたりで「森畑さんちのニワトリがいるよー」なんことになったりして…(つづく)。
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