特集・連載

書いた人:赤井 恒平

2022.05.25

「センパイ移住者のーと」#08 奥村敦史さん・美樹さん

「センパイ移住者のーと」#08
奥村敦史さん・美樹さん

ある日、はんのーと副編集長の徳永さんからこんなメッセージが来ました。

「飯能に移住された整骨院の方の取材があるんだけど。ほら、赤井さん首があまり曲がらないから、ついでに診てもらったら?」

センパイ移住者の取材ですね。了解しました!…って、首曲がってないんですか。さらっと怖いこと言ってますよね。

治すなら早い方がいいはず。こうして私は(思わぬタイミングで伝えられた衝撃の事実を胸に秘め、治療をしに…ではなく)移住のお話を聞きに行くことになったのです。

移住先として飯能を選んだ人たちにお話をうかがい、まちの魅力を探る「センパイ移住者のーと」。第8弾は最近飯能に引越してこられたばかりの奥村敦史さん、美樹さんです。

大自然の古民家に引っ越すつもりが…

取材場所は奥村さんが院長を務める「ひだまり整骨院」。扉を開けると奥村さんご夫婦があふれんばかりの笑顔で迎えてくれました。

柔和な笑顔の淳史さんは柔道整復師、太陽のような笑顔の美樹さんはヨガインストラクター。その肩書きに負けないくらいおふたりとも健康そうです。きっと首もよく曲がるのでしょう。羨ましいです。さっそく飯能に引っ越してきた経緯をお聞きしました。

「ふたりとも自然が好きで、休日もすぐに山へ遊びに行けるよう、山と川があるところに引っ越そうと。田舎で古民家に住むのも素敵だなって」

最初に候補地としてあがったのは長野県、徳島県など。埼玉は「何もないからイヤ」というイメージがあり、選択肢にはありませんでした。

ところが、息子さんが飯能市にある「自由の森学園」に入学することになり、飯能へ来てみると想像以上に自然があることを発見。それならば、と山深い名栗方面で家を探しました。

「いざ古民家を探してみると、広すぎたり、直すのが大変そうだったりと自分たちには合わないかもと。でも飯能だったら、まちなかに住んでもすぐ山に行ける。今は休日だけじゃなくて、山へ朝の散歩に行ったりもしてます」

さらに、低山が多いのですぐに縦走できるのもうれしいポイントで、トレイルランニングも楽しんでいるのだそうです。ふだんは便利な街なかで暮らし、自然が恋しくなったらすぐに山へ直行できる。このバランスのよさが最大の魅力なのですね。

整骨院のこと、ヨガのこと

続いて、個人的な本題となる「健康」についてもお聞きしました。

美樹さんは「ヨガのたね」という屋号で、週に2回市民会館にてヨガ教室を開催されています。

「実は、始めたばかりのころはポーズがうまくいかなかったり、体に負担がかかって痛くなったりと楽しく思えなくって長続きしなかったんです。それが、今のヨガに出会ってから身体が劇的に変わって、インストラクターにまでなってしまいました」

美樹さんが出会ったのは、ニューヨークで生まれた「イシュタヨガ」というものでした。イシュタヨガは個々の身体と心の個性を大切にするヨガで、その方の骨格や筋力に合わせた呼吸とポーズをすることが大きな特徴です。

ただポーズをまねるだけではなく、呼吸が感じられる自分にあったヨガをすることで身体と心のバランスを整え健康になることを目的としているのだそう。これなら、首の曲がらない人でも挑戦できそうです。

そして、敦史さんは東飯能駅のすぐ近くで整骨院を経営されています。整骨院というと、交通事故などでケガをしたときに通うイメージですが、数年前にそういった保険治療はやめてしまったのだそうです。なぜでしょう?

「保険治療はケガをしたところや痛い箇所への対処療法です。それも大事なんですが、痛みのある箇所以外の治療ができないという制限がついてきてしまうんですよね。私は、身体全体のバランスを整える根本的な治療が大切だと考えています」

整骨院を始める前、世界の治療を体験するためにタイやバリ、インドなどアジア各国を巡ったのだそうです。そこで経験した本来の力を取り戻すための東洋的な治療が今の指針になっているのです。

私、首が曲がってないって言われて、そんなことないと思うんですけど、どうですか、治療必要ですかね?? もしよければちょっと診てもらえませんでしょうか。

「(少し首方まわりを見て)……あー、また日を改めてじっくり診ましょうか!」

先生!今、なんか間がありましたよね、そんなに悪いんですか!? 先生!!

みなさんも身体に気になるところがあったら、誰かに指摘される前に「ヨガのたね」「ひだまり整骨院」へ行ってみてはいかがでしょうか。

関連情報

店名
ひだまり整骨院
所在地
飯能市栄町19-3
TEL
042-911-9335
休診日
木・日・祝
HP
http://hidamari2011.com/
屋号
ヨガのたね
Instagram
@miki_okumura93

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記事を書いた人:
赤井 恒平

飯能生まれ。AKAI FactoryやBookmarkを手がけた、飯能リノベーションの第一人者。地域や人をつなぐ「橋をかける仕事」をしています。

  • AKAI Factory 代表
  • 「まちなかリノベ賞」最優秀賞(R2年度)

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