あそぶ

ライター:つるまゆ

2023.09.21

老舗旅館「大松閣」で至福の体験!「天空の森のグランピング」

老舗旅館「大松閣」で至福の体験!
「天空の森のグランピング」

ハイクラスの設備が整った環境で自然を味わうグランピング。贅沢な時間とキャンプの醍醐味のおいしいところ取りができるのが魅力です。

休日の新しいアクティビティとして広まってきましたが、高級ホテルや旅館に泊まるのと何が違うの? キャンプの方がアウトドアを満喫できるのでは?と、グランピングの楽しみ方がいまいちわからない…という声も聞こえてきます。

今回は飯能・名栗の老舗旅館「大松閣」の「天空の森のグランピング」をちょこっと体験してきました。非日常を体験できるグランピング。想像していたよりも、リラックス効果が抜群でした。

飯能・名栗の身近な自然を満喫

まず感じたのは、奥武蔵名栗の自然をダイレクトに味わえるグランピングプランだということ。

大松閣のグランピング施設は奥武蔵を代表する、西川の森の中に建てられています。

グランピングプラン専用の駐車場がありますが、今回は雰囲気を感じるため旅館から歩いてグランピング施設へ。沢沿いの道を数分歩くと、ドーム型のテントが2基見えてきます。

訪れたのは真夏の暑い日でしたが、テントに近づくにつれて心地よい風が常に吹き抜けているのに驚きました。

山間を流れる沢が空気を冷やすのでしょうか。広葉樹とはまた違った、スギやヒノキの香りを運ぶ風を感じられるのは飯能・名栗の森ならではの魅力です。

まるで秘密基地のような空間

斜面を利用して建てられた2基のテント。ウッドデッキからドームテントに入ると、秘密基地感が満載の空間が広がっています。

ドーム型テントのメリットは、丸みのある形をした天井や窓。垂直の壁で区切られた空間よりもやわらかな印象を受けました。

室内は「バルミューダ」のアイテムが揃えられ、北欧調の木目が美しい家具が並びます。

引き出しを開けると、北欧発祥のマグカップ「ククサ」と、こだわってセレクトされたコーヒーがさりげなく。隅々までおもてなしの心遣いが満載です。

そしてなんと言っても注目は、圧倒的な緑の景観。まるでツリーハウスからの眺めのようにスギ林が立ち並んでいます。

眺めているだけで気持ちが安らぐのは、窓の外の環境に必要以上の手が加えられていないから。スギやヒノキは、日本人にとって懐かしさを感じるような樹木なのかもしれない、と思わせる風景でした。

人工的な音のない空間に静かに座っていると聞こえてくる、沢の音、鳥や鹿の鳴き声。

ここだけの限られた空間に身を置いて、何をするわけでもなく、ただ時が流れていくのを感じるだけでこんなに癒されるなんて…。わずかな滞在時間でしたが、緊張がほどけていく効果に心底驚きました。

老舗旅館ならではのサービスがうれしいグランピングプラン

大松閣は、名栗の地で100年以上続く温泉旅館。「天空の森のグランピング」では、老舗旅館ならではのサービスを存分に味わえます。

旅館といえば温泉! グランピングプランでは、旅館内の浴場に入れます。「翠明館」の最上階5階にある大浴場と露天風呂では眺望を堪能。

写真:大松閣

まわりの山並みを眺めながら自家源泉のやわらかいお湯にゆったりと浸かれます。ゆるゆると体がほぐれる温泉です。

また、グランピングといえば豪華食材のそろったBBQが定番ですが、実は準備に意外と手間がかかるもの。

天空の森のグランピングでは、季節によって旬の食材をいただける会席料理や、離れの食事処「山の茶屋」でのステーキコースを味わえます。

写真:大松閣

グランピングで本格的な会席料理が味わえる貴重な場所です。

朝はお部屋でグランピングプラン専用の朝食バスケットをいただけます。和風のバスケットを開けると、切り揃えられたサンドイッチとサラダが美しく並びます。

写真:大松閣

朝の森を堪能しながら、おいしい朝食をのんびりといただけるなんて、ドタバタの毎朝を考えると夢のようです。

大松閣の天空の森のグランピングは、飯能名栗の身近な自然と老舗旅館ならではのホスピタリティを体感できる贅沢なプランでした。

ほんのひとときでも森の中に身を置いて、周りの刺激を最小限にしてみると、慌ただしい日常に追われて満タンだった自分に気がつき、本来のペースがゆっくりと戻ってきました。

写真:赤井恒平

関連情報

名称
名栗温泉 大松閣
天空の森のグランピング
所在地
飯能市下名栗917
TEL
042-980-7211 (9:00~21:00)
042-980-7211 (9:00~21:00)
チェックイン
15:00
チェックアウト
10:00
最寄駅
西武飯能駅 飯能駅
送迎バス(要予約)で約30分
駐車場
50台(予約不要)
メール
info@taishoukaku.com
HP
https://www.taishoukaku.com
Instagram
@taishoukaku_onsen_ryokan

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記事を書いた人:
つるまゆ

長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活

  • 職業は経理&ライター
  • 登山大好き
  • 和服大好き

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