2022年5月、名栗の山間に小…
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たべる
明治時代半ばに建てられたといわれる「古民家ひらぬま」。
築120年以上にも関わらず、建築当時の様子が残っていることと、名栗川ぞいの里山風景があいまって、飯能市の景観重要建造物に指定されています。
あれ、ここってうどん屋さんじゃなかったっけ? 以前美味しいうどんを食べたことを思い出しながら入ってみると、2022年5月に自家製ジェラートを販売する「じぇらてり屋」がオープンしていました。
古民家ひらぬまを運営する鳥居観光株式会社の母体は、17世紀末に旧名栗村に住みついた平沼家が始めた林業経営がもとになっているそうです。
飯能銀行や埼玉銀行の頭取を務め、さらには第一回参議院議員となり、大蔵委員長にも任命された13代当主、平沼彌太郎氏が林業地の一部を奉納し、地域のシンボルとなる「鳥居観音」を創建しました。
現在は、鳥居観音の管理業務に加え「古民家ファミリービレッジ」「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ・オートキャンプ場」、そして「古民家ひらぬま」の継承事業を行っています。
文化財である古民家を多くの方に見て知っていただきたいと、以前は地元でも盛んに食べられていた「ずりあげうどん」を提供するお店でした。
古民家ひらぬまを通して、地場産業の支援、フードロスの解消、旧家の活用、地域観光の再生など、多くの中山間地域の課題を解決したいとスタートした「じぇらてり屋」。
イタリア語でジェラートを売るお店という意味の「ジェラテリア」を日本風にアレンジした名前です。
じぇらてり屋では、地元産の旬の素材を使ったジェラートがいただけます。
私が食べたのは、店員さんがおすすめしてくれた名栗産和紅茶、古民家の庭になった柿でつくった柿ソルベ、そして秋かぼちゃ(トリプル660円)です。
さらにおすすめの名栗産和紅茶のロイヤルミルクティー(660円)も一緒にいただきました。
アイスに比べて乳脂肪分が少なくヘルシーなジェラート。ジェラートは素材の味を大切にしていて、甘すぎず、とてもやさしい味。
ほかにも名栗産ルバーブやブルーベリー、地元酒造の酒粕を使ったジェラートもおすすめとのこと。
地元産食材にこだわり「体がよろこぶ、ここに来ないと食べられないジェラート」を提供していきたいそうです。
母屋では現在「かふぇてり屋」もオープン。人気のレアチーズケーキや甘味などがいただけます。
古民家の建物の雰囲気や、庭の景色など写真映えスポットとしてもおすすめです。
飯能・名栗の里山をぞんぶんに楽しんで味わえる、古民家ひらぬまにぜひお立ち寄りください!
関連情報
- 店名
- 古民家ひらぬま
じぇらてり屋
- 所在地
- 飯能市上名栗201
- TEL
- 042-978-6998
- 042-978-6998
- 営業時間
- 平日 10:30〜16:30
土日 10:30〜17:00
- 定休日
- 火曜・水曜
- 駐車場
- 完備(15台以上)
- @kominka_hiranuma
アクセス
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記事を書いた人:
尾内 あゆみ
飯能在住30年以上。埼玉西部エリアの取材を約20年続けています。地域の方とコミュニケーションをとるのが大好き!
どんどんつながって、地域を盛り上げていきたいと思います。
- CATVウーマン
- 狭山茶Lover
- 地域密着系YouTuber
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