森畑鶏(もりはた けい)です。…
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あそぶ
その昔、飯能やその周辺から木材を筏にして江戸へ送っていたことから「江戸の西の方の川から来る材」と、この地方の材が「西川材」と呼ばれるようになったということは、飯能市民の一般常識。
ほほう、ならば。森畑は富士山の麓で生まれ育つも、富士山未登頂の不届き者。でも飯能に住んだらからにはやるでしょ!川下り!! 思い立ったが吉日。飯能駅北口からバスに乗っていざ名栗へ630円の冒険の始まり〜。
週末の朝、名栗行きのバス乗り場にはハイカーが列をつくる。満車状態で発車することもあるそうだが、コロナ禍もあってこの日はバスが2台編成に。1台目のバスの座席が埋まると「後ろのバスは空いてますよ」と運転手さんからのアナウンス。バス会社としてはコストのかかることだが、利用者としては座ってゆったり40分ほどのバス旅が楽しめてありがたい。
名栗のバス停から出発地点の名栗川河川広場を目指す。歩いていると丘の上にはアウトドアサウナやグランピング施設がある「ノーラ名栗」が見える。コロナ禍でのオープンで心配されたが、すべり出しは上々らしい。
河川広場の駐車場係のおばさまに「ここからボートで川下りするんで入らせてください」と伝えると困惑。川下りするの?とか、そんなに水ないわよとか、お兄さんたちどこから来たの?とか…好奇の視線をあびつつ、端っこで準備させていただくことに。
ここで「名栗川下りしませんか?」という唐突な呼びかけに、即答でOKした冒険心あふれる仲間を紹介しておこう。
- (左側)カヤックを買って3回目で川下りに挑戦という、ファイトあふれるリノベ得意の設計士さん
- (右側)シーカヤックをはじめアウトドアのスペシャリストだけど、SUPは昨年始めたばかりの整体師さん
そして昨年は買っただけで終わってしまったSUPで、いつかは東京湾を目指そうと足慣らし?にやってきた森畑の3名で本日の目的地、飯能河原へいざ出発!
真夏の日差しもなく、水温も冷たすぎず、案外この時期いいんじゃないか?と思いながら快調に漕ぎ出す。この辺り上流の水はやっぱりきれい。水が少なく川底の様子がくっきり見えるので、できるだけ石のないルートを狙える。脳内ではインディージョーンズのテーマがアドレナリンを沸き立たせる。
川下りでは、ふだん陸地から見るものとは違った景色・表情に出会うことができる。下から見上げた橋の表情に萌えるのは私だけだろうか?
所々お手製のような階段が岸からのびていて、川が生活の一部になっていることをうかがい知ることができる。
週末でバーベキューや釣りなど川でのレジャーを楽しむ人たちも多く、バーベキューを楽しむお子さんから「どこからきたのー?」とか、投網で漁をしていた方から「どの辺に魚いた?」なんて聞かれることも。自然を満喫するだけでなくこんな会話も楽しいものだ。
【原市場〜飯能河原】へつづく
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