「プレーパーク」をご存じですか…
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あそぶ
ポケットから出てきたのは風船? これをふくらませて結んで糸をつけたら… あ〜飛んでいっちゃう!
丸いメガネと山高帽子のユーモラスな出で立ち。プロのパントマイミスト金子しんぺいさんのパントマイム(身振りと表情を使うお芝居)の一場面です。
イベントやファミリーショー、一人舞台から、歌・音楽・パントマイムユニット「あおぞらワッペン」のメンバーとして、全国で幅広い活動を続けています。主宰するパントマイム教室が、ここ飯能であると聞き、のぞきに行ってみました。
今年2022年で活動10周年を迎える金子さん。パントマイムとの出会いは、大学在学中の劇団。演じたパントマイムに手応えがあったそう。運命を変えたのは「が〜まるちょば」の舞台。感銘を受け、海外でも高い評価のパントマイミスト清水きよし先生に弟子入りし、本格的にパントマイムの世界に入ります。
飯能でパントマイム教室を開いたきっかけは、飯能市在住のパントマイムの姉弟子・柳戸陽子さん。「飯能の母」と慕うほど、無名のころから金子さんの活動を応援してくれました。
教室に通うのは、年長から小学6年生の子どもたち。教室で大切にしているのは、子どもの気持ちを尊重し、何を表現してもお互いに認めあうこと。だからこそ、パントマイムだけではなく、お芝居、映画をつくることも多いと言います。
子どもクラス(年長〜小3)では、ほぼ遊び尽くしてラスト10分だけパントマイムを楽しむ、なんてことも。子どもたちの顔もキラキラしています。
対照的にパントマイム教室に全集中するのは大人クラス(小4〜小6)。「本人たちにうまくなりたいという意識があって、成長を感じます」と話すほど、時間いっぱい集中して取り組む姿勢が印象的でした。
「一人で舞台に立つ。すべて自分でセルフプロデュースする。そんな作品づくりの精神は、今でも自分自身のベースになっています。子どもたちに感じてほしいのは、表現すること、自分と向き合う楽しさ。体と指の動きだけでも、自分の想いを伝えられることですね。子どもたちの歩んでいく生き方の一助になればうれしい」と話します。
「真似をする」という意味もあるパントマイム。目に見える技術だけではなく、金子さんから感じる優しさや温かさという、心のゆたかさもパントマイムできる素敵な教室です。ぜひ遊びに来てくださね!
写真:赤井恒平
関連情報
- 教室名
- 金子しんぺいパントマイム教室
- 日時
- 毎週火曜
●こどもクラス 16:50〜17:50
●ちょっぴり大人クラス 18:00〜19:00
- 会場
- 飯能市市民活動センター
飯能市栄町24-4
丸広百貨店飯能店7F
- @chimpei
- @shimpeiyo
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