くらし

2021.10.16

陽当たり良好、まちかどの美容室「ピリカメノコ」

陽当たり良好、まちかどの美容室
「ピリカメノコ」

2019年10月、仲町にオープンした「ヘナとアロマの優しい美容室 ピリカメノコ」。「アイヌ語で『美しい女性・かわいい女の子』という意味なんですよ」北海道にゆかりのある店主、三浦睦さんは誰もが読みやすい店名にしたいと思って名付けたそう。

ヘナですこやかな髪に

東京のサロンで美容師をしていた頃「ヘナ(ヘンナ)」と出会い、その魅力を実感した。インドでは古来より薬草として使われてきたミソハギ科の植物で、葉には肌を引き締め、炎症を抑える働きがある。髪や頭皮が本来持っている美しさを活かすヘナの施術をメニューに取り入れた。

「天然色素でオレンジブラウンに染まるので、日本では白髪染めの印象が強いヘナですが、ダメージを受けた髪や頭皮の悩みに特におすすめです。オールインワンの植物クレンジング&トリートメントなので、じっくりと長く続けて、そのよさを感じてほしい」

粉末状のヘナを水で溶いて髪に塗布する「ヘナ(2時間)」「ヘナ塗布のみ(15分)」のメニューのほか、ヘナのみを購入することもできる。インディゴやウコンをブレンドしたタイプもある。ヘナを求めてお店にたどり着くお客さんもいらっしゃるそう。三浦さん自身も週1回ヘナを使ってリラックスしている。

里山とまちの飯能くらし

ピリカメノコは飯能駅から徒歩3分の立地ながら、住宅も多い落ち着いた場所にある。白いドアが目印のお店は、入ると明るい店内にたくさんの植物とウッディなインテリアでアロマの香りが優しく迎えてくれる。

独立するなら出身地の埼玉と決めていた三浦さん。秩父も候補だったが、知人のアドバイスもあり、「自然がいっぱいあって居心地がよく、山とまちのバランスがちょうどよい」という理由で飯能に決めた。山とバイクが趣味の三浦さんは、一年中登れる飯能の里山は、季節でいろいろな発見があってとても気に入っている。

古きよきまち並みと新しい人たちと

店内に目をやると、小さな楽しみがたくさん詰まっていることに気がつく。まず、目に入るのは壁に掛けられた独特の図柄の刺繍だ。これらはアイヌ刺繍で三浦さんの親戚が手づくりされている。手の込んだ細工と手縫いの味わいがインテリアのアクセントになっている。

図柄ごとに意味があり、ブックカバーやコースターなどの物販もある。また、曜日限定でご近所の「やまびよりコーヒー」の淹れたてコーヒーのテイクアウトもできる。

店舗の改装は、知人の縁で飯能銀座商店街にある設計事務所「オープンサイト建築設計事務所」に、お店のロゴやフライヤーは同じく商店街の「スピナッチ」に依頼。自身もDIYで改装を手掛けた。地域の人とのつながりが、そのまま形になったミニ物販コーナーに並ぶのは、三浦さんのお気に入りの品々ばかり。

地域の西川材ヒノキを使ったミラーや、切り株などウィンドウディスプレイにもさりげないオリジナリティが。

オープンしてちょうど2年が経ち、今後はお店を拠点としながらも、自由に身軽に動ける美容師として、髪に悩む人たちに向けてヘナを発信していきたいそう。

お買いもの帰りにふらりと立ち寄れる、まちかどの美容室。ほっとくつろげるサロン時間が今日も流れている。

写真:渡邉 優太

関連情報

店名
ピリカメノコ
所在地
飯能市仲町17-5 川嶋ビル102
TEL
090-5191-0693
営業時間
9:00〜17:00(月曜休)
駐車場
1台あり
HP
https://pirika-menoko.com/
Instagram
@mutsumi.miura
Facebook
@pirika.menoko

アクセス

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記事を書いた人:
坂本 幸

木工所勤務。インテリアに合わせた建具や家具の設計提案に加えて、ひとつぼキャビンやKADOUなど西川材を使った新しいものづくりにも力を注いでいる。

  • インテリアコーディネーター
  • 木工インテリア相談員
  • 木育デザイン虎の穴講座 講師

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