たべる

茶畑の中に見える黄色の建もの。Cafe Y’s Garden（カフェ・ワイズガーデン）は、まるで絵本の挿絵を切り取ったかのような場所にあります。

ドアを開けると、暖炉のあたたかな炎とオーナーの吉澤さんご夫婦の笑顔に、心がゆるみます。

木がふんだんに使われた店内には、ところどころにかわいい雑貨たち。

もともとコーヒー好きなご主人の昌則さん。「調理師免許を持っている息子に、残せるものを」と、早期退職した2013年に奥様とオープンしました。

コーヒー担当は昌則さん。毎回注文を受けてから豆を挽き、ハンドドリップで淹れるこだわり。「私」だけの特別な一杯のようで、気持ちが落ち着きます。

吾野にある珈琲焙煎所「何必（かひつ）」に焙煎してもらっている、Y’s Gardenのオリジナルブレンドは、ここでしか味わえない一品です。カップとソーサーもおしゃれ。

食事とスイーツは奥様が担当。人気のワッフルは種類も豊富で、サイズも選べるのもありがたいところ。甘すぎず、フルーツがふんだんに使われているワッフルは満足感があります。

取材中、カウンターに見えたロールキャベツがとても美味しそうだったので、急きょ私もランチタイムに（笑）。

つけ合わせのサラダの美しい彩りに、もう食べる前から満足感が…。ロールキャベツは、素材と優しい味付けのスープに「もう一皿食べたい！」と喉まで出かかりました。

何より、広い窓から見える景色に囲まれて、食事やコーヒーをいただく時間が、なんとも贅沢。

広々とした窓から見渡せるガーデンのシンボルツリーでもある、もみの木。遠くまで広がる青空、お茶畑。シーズンごとに表情の違う景色が楽しめます。

店内は飯能ゆかりの素敵な作品も彩りを加えます。オーダーメイドした暖炉は、飯能の鍛鉄家・加成幸男さんのもの。緻密なハンドメイド作品はお客さまから。

「カフェをやっていると、いろいろな方と出会いがあって楽しいですね」と笑います。

気さくな吉澤さんご夫婦と飯能のゆかりの素敵な作品に囲まれ、居心地のよい時間が過ごせるCafe Y’s Garden。ぜひ、お立ち寄りください。