飯能河原の目の前にあるカフェ「…
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たべる
飯能大通り商店街、小町公園のお隣にあるカフェ「comagoma」。
ガラス戸越しに、店内の様子や棚に並ぶ雑貨が通りからも見える。
中が気になって、つい戸を開けて入りたくなるようなお店。
飯能へ引っ越してきて間もない夏真っ盛りの頃、初めてお店の前を通りかかって、立ち寄ったことがある。
コーヒーとブルーベリーのケーキをいただいたあと、帰り際に店内の雑貨を見ていたら、ずっと探していたものと出会った。
ビールが大好きな私。家で一日の〆の1杯に使うジョッキがあればいいのになぁと思っていたのだけど、仕事と育児に追われる日々の中、わざわざ私のジョッキだけを探すために出かけるような時間は訪れず、長いこと見つけることができなかった。
見つけたのは、メキシコの吹きガラスのジョッキ。ハンドメイドらしさのある形と、ブルーの持ち手や縁に一目惚れして、大満足でお店をあとにした。その日から毎日、ジョッキはわが家で大活躍。
今回、comagomaの店主、太田麻奈美さんにお話を伺う機会をいただいた。
comagomaが飯能に移転オープンしたのは、2019年。もともと太田さんは、日高にある自宅兼アトリエのある場所でカフェを開かれていたそう。そのカフェでご自身がセレクトした雑貨の販売もスタート。
なぜカフェで雑貨を? と伺うと「子連れできたお母さんが、子どもがケーキを食べている間に、雑貨を見られる場所をつくりたかった。甘いものを食べている間なら、子どもも少しはじっとしていられるでしょう?」と笑いながら太田さんはおっしゃった。
確かにかつて私の娘が小さかった頃、雑貨屋に一緒に入るのは至難のわざだった。ちょっとだけ、と思って入っても「触らないでね、うろうろしないでね」と気が気じゃない。
そして今、小さな子どもの育児から卒業した私でも、仕事と育児と家事に追われて、一人でゆっくり雑貨屋へ行く時間はなかなかない。
だから、休憩するのに入ったカフェに、素敵な雑貨が並んでいたらうれしいと思う気持ちは、とってもよくわかる。
太田さんがつくる料理にもこだわりが。お店で出すものは全て添加物なしの、手づくり。
もともとアーティストの太田さん。「料理は、ものづくりと似ているところがある、ひとさらの絵みたい」と。
まさに絵のように彩り豊かで、目にも楽しいワンプレート。なかなか家で食べられない、品数も野菜もたっぷりのご飯はうれしい。
バターチキンカレーも人気メニュー。
デザートは、季節のケーキと定番のかぼちゃのチーズケーキ。コーヒーは、日高にある焙煎所兼カフェのCafe Sorteさんの豆を使っているそう。
この日は、コーヒーとかぼちゃのチーズケーキをいただいた。
かぼちゃのチーズケーキは、この日一緒にお邪魔していた娘の大好物。なので、このケーキはひとかけらも私の口に入ることはなく、お皿は空っぽに。
あっという間に食べ終わった娘、帰り道でも「かぼちゃのチーズケーキ、また食べたい」とつぶやいていた。
レトロな柄のかわいらしいコーヒーカップは、1970年代のパイレックス社のもので「オールドパイレックス」と呼ばれるもの。
最初に来たときも「カップかわいいなぁ」と思ったのだけど、まさか1970年代のものだとは!
comagomaにくるお客さんは、もともとは子連れが多かったけれど、いまは子育て中のお母さんが一人でひと息つきに来ることも、飯能に移転してからは一人で来店する男性も増えた、とのこと。
太田さんは、このカフェが人と人がつながる場になってほしいと語る。ここ数年なかなかできなかった、作家を集めたイベントや音楽イベントをまたやりたい、何かやっていたら、ふらっと寄ってほしいそうだ。
かつて雑貨屋に一緒に行くのも大変だった娘、今回は私よりも雑貨に夢中だった。
家で飼っている小鳥の羽を入れたいから買ってほしい、とねだられたのは小瓶。こういう、ちょっと心躍る小物を買う気持ちというのは、子どもも大人も変わらないのだな。
また近いうちに娘とお伺いして、食べ損ねたかぼちゃのチーズケーキをぜひ食べてみたい。
そして、娘と雑貨を眺めながらいろいろおしゃべりしたいな、と思う。
おまけ。これが、comagomaで見つけたジョッキ。
一日の〆用に、と思って買ったけれど、水もお茶も、そしてもちろんビールを飲むのにも、一日中活躍してくれている。
350ml缶のビールを注ぐとちょうどピッタリってのも、なんとも都合がいい。実は取材の日に、2つ目を買ってしまったほどお気に入り。
関連情報
- 店名
- Cafe zakka comagoma
- 所在地
- 飯能市仲町20-14
- 営業日
- 水・木・金・土曜日
(不定休あり)
- 営業時間
- 12:00〜17:00
- 駐車場
- 1台
- @_comagoma_
- @CafeZakkaComagoma
アクセス
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記事を書いた人:
ふさ
2022年夏、都内から飯能へ移住。都内へ出社したり、テレワークしたりの生活を始めたばかり。
- 本業以外にも、写真を撮ったり、以前は育児雑誌のブロガー、最近は英語の先生も
- 車で、娘とふたり旅するのが大好き。最長記録は東京⇆九州
- ビール愛(詳しくないけど)かなり強め
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