ゆっきーさんが講師を務める「パ…
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イベント
沖縄でパーマカルチャーを実践してきた、ゆっきーさんが講師を務める「パーマカルチャー講座」。第4回目のテーマは「植物デコレーションをつくってみよう!」です。
冬山で材料を集めるところから始まる今回の講座。参加者のみなさんがBookmarkに集合するやいなや「山へ行きます!」と移動します。
向かった先は前回の「野草をたべる会」と同じフィールド。10月には緑でいっぱいだった場所が、12月には紅葉も終わり、枯れた草木のブラウンも増えていました。
ここでおしゃれなリースの素材が見つかるの? と不安になるなか、ゆっきーさんはどんどん採集していきます。
「前回の講座で料理したムカゴ、山藤(やまふじ)やアケビなどのツル植物は、デコレーションの土台として使えます。南天(なんてん)や万両(まんりょう)、千両(せんりょう)の赤い実はアクセントに。枯れたスギの葉なんかもかわいいですよ」
ゆっきーさんの説明を聞きながら、フィールドをよく観察してみると、枯れた植物に覆われていた道路脇の景色が一変。デコレーションの素材になりそうな葉や枝がどんどん視界に飛び込んできます。
枯れた後の小さな花が星のような形に見える「まゆみ」、クリスマス飾りにはおなじみの「ひいらぎ」。「飾ってみたい!」という直感をフル活用して植物を採集していると、まるで自分の「好き」という感覚を磨いているような気持ちに。
夢中になって植物を採集したのは、子どものとき以来かも。こんな楽しみを見逃していたなんて! 短時間で大量の素材が集まりました。
Bookmarkに戻って昼食を食べた後は、いよいよ植物デコレーションの開始です。
ふわふわした穂が落ちやすいススキや、棘のあるノバラなどは、リース素材に向かないため注意が必要とのこと。つくり方の説明が終わると、みなさん一斉に作業を始めます。
ほぼ会話をすることもなく、製作の世界に夢中になっている参加者のみなさん。実際にフイールドへ出て、素材を採るところから参加したからこそ、作品のイメージがどんどん湧いてきます。
もくもくと手を動かし続け、あっという間に時間が過ぎていきました。
できあがったリースには、同じ作品がひとつもありません。小さなリースを3つ組み合わせた作品や、球体のリース、両手で抱えるくらい大型のリースまで一人ひとりの個性が光る作品ばかりです。
今回の講座では、近所の散歩道や通学路に、思わず飾りたくなるような植物がたくさんあふれていることに気がつきました。
パーマカルチャーのキーワード「観察」を意識すると、見えていなかったこと、あたりまえだと思い込んでいることの多さに驚きます。
身近な環境から好きな植物を発見するうれしさも大切にしたい、と感じた講座になりました。
次回の最終回は、好評の野草を食べる会! 春にはどんな植物との出会いがあるのか、今から楽しみです。
写真:ふさ
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記事を書いた人:
つるまゆ
長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活
- 職業は経理&ライター
- 登山大好き
- 和服大好き
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