ひょんなことから、昨年閉店して…
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イベント
2022年7月から始まった全4回の飯能リノベLAB(第1回の様子はこちらの記事をご覧ください)。
8月には本庄市へ視察(第2回)。
同じ8月中に2度目のワークショップ(第3回)を開催。各チームに分かれ、2回のグループワークを経て、リノベアイデアをまとめていきました。
9月17日(土)の最終日は、外部からゲストをお招きして、いよいよアイデアの発表です。
ゲストは川越から荒木牧人さん(株式会社80%・代表取締役)、吉野信明さん(飯能信用金庫・地域支援部・地域活性化推進グループ)、浅見国昭さん(飯能市商工会議所・事務局長)、白須靖之さん(飯能市役所・道路公園課・課長)の4名。
前回までとは違う雰囲気でメンバーが固くならないようにと、講師の野田さんのアイデアで床にレジャーシートやクッションも用意されました。
参加者のお子さんたちがそ、思い思いに過ごしているアットホームな雰囲気の中、プレゼンスタート!
Aチーム【推し活のできる銭湯】
まずはAチーム、テーマは「推し活のできる銭湯」です。チームメンバーの家族たちに「推しメン」がいる話から生まれたアイデアだそうです。
現存の入浴施設とのコラボや、AIを導入するというアイデアに、ゲストからは「実現性も高く、空間的な空きや時間的空きを活用していてよいのでは」という声が聞かれました。
推し活をしたい様々な人が飯能へ来るようになったら、まちなかに活気が出そう!そんなイメージがわいてくる発表でした。
Bチーム【レンタルサイクル】
続いてBチーム、テーマは「レンタルサイクル」です。徒歩や電車メインで遊びに来る人が、いろいろな車種、多様なモデルコースが選べるというアイデア。
かなり具体的な業務形態や収支計画もあり、ゲストからは「すぐにでも始めてほしい!」との声が上がりました。
プロのサイクリストにも人気のある飯能という地域にフィットした、飯能だからこそのアイデアと期待大のプランとなりました。
Cチーム【商店街を遊びつくす、大人の居間】
Cチームは「商店街を遊びつくす、大人の居間」がテーマです。
訪れる人が気を遣わずに過ごせる休憩所。いろいろな人のおすすめ本が読める小さな図書館や、商店街ガチャポンなど、自分だけの心地よさとワクワクを発見できそうなアイデアです。
イメージ動画もあり、想いが伝わるプレゼンとなりました。ゲストからも「プランづくりのプロセスが、とてもていねいでよかった」という感想が。可能性がどんどん広がるアイデアでした。
Dチーム【みんなのひとやすみ】
チームによる発表のトリはDチーム。テーマは「みんなのひとやすみ」です。
飯能の発信地となるようなオシャレで入りやすいスペースとして、不要品の活用、ワークショップ、イベント会場としての機能も持つ空間の提案です。
こちらはイメージイラストもあり「こんな場所があったら面白そう!」と感じるプレゼンでした。イメージもしやすく、ゲストからは「底知れぬものを感じる発表でした(笑)」との声が。
高齢化で放置されている果物などの活用に「高齢化問題やSDGsにつながる取り組みになる」という意見もあり、期待が高まりました。
最後に、リノベLABメンバーのひとりである金井さんからの個人発表も。行政書士という視点から、ご自身で空き家を再生している活動を紹介していただきました。
実際のリノベーションでの問題点や事例を聞き、ほかの参加者のみなさんも神妙な面持ちで聞き入りました。
講師の野田さんからの「楽しい企画を実現していこうとするとき、金井さんのようにビジネスプランや収支計画を明確にできる人との連携が必要になります」の言葉どおり、より具体的なイメージへと一歩進んだところで、全てのプレゼンが終了しました。
飯能だからできることって何だろう?
「飯能はもっとカオスに面白いコンテンツに振り切ってもいいと思う。そういう魅力が飯能にはある」と株式会社80%の荒木さんは話します。
「まさに今日みなさんが発表したプランはそれぞれ個性があって、さらに連携したらもっと面白くなるとも感じた。ぜひこれを機にどんどん仕掛けていってもらいたいですね」
仲間を見つけて、ムーブメントを起こしたい!と話していた講師の野田さんは今回、講師初挑戦でもありました。
「熱量の高い参加者のみなさんに助けられて、無事に最終回を迎えることができました。来年以降、実際に物件オーナーとつながり、実現していくためのよい布石になったと確信しています!」
4回に渡って開催した、今年度の飯能リノベLABは終了しましたが、メンバーどうしはこれからも連携しながら活動していくそう。飯能に新しい風を起こしてくれるに違いありません。
また現在『はんのーと』を運営している株式会社Akinaiでは、飯能銀座商店街の物件のリノベーション(という名のお片づけ)真っ最中です。
来年度の飯能リノベLABが待ちきれない!仲間に加わりたい!という方はぜひ、はんのーと編集部へご連絡ください。
写真:赤井恒平
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