『はんのーと』を運営する株式会…
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特集・連載
空き家・空き店舗の活用で最初にして最大の難関が「片づけ」です。暮らしていた方の生活道具はもちろん、空き家になってから物置がわりに使っている、なんてことも少なくありません。
「旅館 新川長」も例外ではなく、むしろ民家のそれよりも多めにものが残っている状態でした。
なにを捨て、なにを残すのか
始めなければ終わりは来ません。真夏日のある日、第一歩を踏み出すために、まちづくり会社Akinaiの精鋭メンバーで片づけに取り掛かってみました(副編集長は、しらっとサボってました)。
近所の方や通りかかった人に「あ、何か始まるんだな」と思ってもらえるように、まずは外に生え放題になっていた草を取り除き、並行して生活用品の整理も行います。
「全部捨てちゃえ!」と割り切れれば楽なのですが、中には今では決して手に入れることのできないものや、時間を重ねて味が出てきたものがあったりします。
箱を開けては、いるものといらないものを分け、引き出しを開けては、いるものといらないものを分ける。
「使えるものは可能な限り活用したい」これが空き家リノベをする人のマインドなのです。
オーナーの気持ち、ご近所さんの気持ち
作業中「お!がんばってるね!」と物件のオーナーが、差し入れを持って様子を見に来てくれました。また、物件周辺にお住まいの方々へあいさつをすると「何か始めるの?がんばってね!」とエールを送ってくれました。
何だか勝手にみなさんの期待を背負った気になりますね。実際のところ、半日で全体の6%も終わりませんでしたが、大きな一歩を踏み出せたような気がします。
それにしても布団の多いこと。しばらくは片づけに専念することになりそうです。「片づけなら任せろ!」という方、大募集です。
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