まちづくり

ライター:椛沢 功太

2026.03.16

「動く緑」と「はしらベンチ」ー実証実験報告ー

「動く緑」と「はしらベンチ」
ー実証実験報告ー

令和5年度に策定された「飯能まちなか未来ビジョン」に基づき、現在、飯能市では市民・事業者・行政が一体となった新しいまちづくりが進められています。

令和7年度は、まちなかの活性化を目指す「公民連携」の勉強会を実施、その具体的なアウトプットとして移動式植栽(動く緑)の活用がスタートしました。

商店街に現れた「滞在できる」風景

2025年12月7日(日)歩行者天国となった飯能銀座商店街の「はんのう・ひだかパンフェスタ2025」において、移動式植栽(動く緑)とはしらベンチの設置による実証実験が行われました。

移動式植栽は、市民参加のワークショップを通じて製作されたもので、イベント当日は商店街の6店舗のご協力のもと設置。

複数のイベントが重なり、多くの人出となった午前中は、ベンチに腰かけて談笑する姿や、購入したパンをその場で楽しむ家族連れの姿が多く見られました。

アンケートが示す「9割の支持」

実証実験に合わせて実施されたアンケートでは、今後のまちづくりへの期待が明確に現れる結果となりました。

  • 来場者アンケート(50名):今回の取り組みに対し、実に9割の方が「応援する」と回答。設置によって「商店街の空間の印象がよくなった」という意見が大多数を占めました。
  • 協力店舗アンケート(6店舗):店舗側からも「お店の外観になじんでいた」と好評で、8割の店舗が「全体的によい印象であった」との意向を示しています。

「実験」を日常へ、これからの飯能

2月2日(月)には、飯能商工会議所にて本実証実験の報告会が開催されました。

ゲスト講師の矢ヶ部慎一氏による『実験的なことが日常的に起こるまちなかへ』と題した講演では、他自治体での先進事例が紹介され、飯能における今後の可能性についてを提示していただきました。

今回の報告会を経て、来年度からはさらなる具体的な取り組みが期待されます。

自分たちの暮らすまちがどのように変化し、豊かになっていくのか。飯能の新しい景色をつくる挑戦は、これからも続いていきます。

関連情報

名称
移動式植栽 実証実験
日時
2025年12月7日(日)
10:30〜14:00
場所
飯能銀座商店街
協力店舗
パル・オオクボ
平沼株式会社
ピッコラ ナポリ
マルトクカフェ
Bookmark
くらしの循環センター・フカダヤ
実施機関
飯能市(主体:都市計画課)
協力:森林づくり課、飯能銀座商店街
実証実験業務受託者
株式会社Akinai

この記事のタグ

記事を書いた人:
椛沢 功太

南高麗地区の魅力にひかれ、飯能へ移住を決意するが、現在は美杉台に在住。地域資源を活用した多世代交流と健康コミュニティの創出に奔走中。二児の父。

  • 作業療法士
  • 「くらしの循環センター・フカダヤ」店主
  • 生活支援サービス「GIFT」

関連記事/おすすめ記事