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ライター:つるまゆ

2022.07.12

あなたも「ヤチョラー」? とにかく使いやすいコクヨの「測量野帳」

あなたも「ヤチョラー」? とにかく
使いやすいコクヨの「測量野帳」

「はい、これ」

ある日、副編集長から深緑色の手帳を渡されました。すっぽりと手に収まる絶妙な幅、表紙の厚さ、方眼で厚みのある紙。

「なんですかこれ、使いやすそう!」と一瞬で気に入ったこのノート、実は「測量野帳」という歴史あるノートだったのです。

測量野帳は、2021年に60歳を迎えました。測量法が制定されたのを期に、コクヨ株式会社から測量士の要望に応えて、1959年に発売されたノートです。

ノートの裏側には「セ-Y3」の文字が。コクヨのノート製品を示す「ノ」ではない理由は、製図製品として分類されているからです。

野外でも気にせず使えるハードカバーノート

測量野帳の特徴は、深緑色の表紙。硬くて丈夫、そして耐久性があるつくりです。薄く、手にすっと収まるコンパクトなサイズ感で、持ち運びに便利。縦長長方形なので、ポケットにすっぽり入ります。

測量野帳の主な種類は「LEVEL」「TRANSIT」「SKETCH」。表紙に書かれた3つの名称は測量方法を意味していて、中紙にはそれぞれの測量方法に適した罫線が引かれています。

今回私が手にしたのは「SKETCH」。3mm方眼タイプのノートです。

測量野帳を愛用する「ヤチョラー」一年生

このノート、表と裏表紙のしっかりしたつくりのおかげで、立ったまま記入ができるんです。

取材時にお客様の前でささっと取り出しても、違和感のないデザインがお気に入り。会話の途中で気になったことをすぐにメモできます。

また、さすが測量士が利用するノートだけあり、野外での使いやすさは抜群です。趣味の登山では、ルート上で見つけた花や、忘れたくない絶景ポイントなどメモしながら登りたいもの。

愛用の登山地図とサイズもピッタリで、ザックの胸ポケットにちょうど収まるサイズ感にうれしくなります。

紙質は上質紙なので、インクが後ろのページに染み込むこともありません。40ページと、それほど多くないページ数で持ち運びしやすい重さです。

野外のハードな環境でも使えるノート

家庭菜園では、同じ作物を同じ場所に植えることによって起こる連作障害を避けるため、畑マップを作成しています。

手が汚れるので、作業のたびにノートを開くのは面倒。表紙がしっかりしているから、少しくらい濡れても平気です。

注意点も一緒に書き込んで、草の上に開いておけば、すぐに状況が確認できます。気になる方は、防水仕様のシリーズも販売されています。

せっかく日々の記録を残すなら、同じノートを使い続けたい。そんなノート選びに迷っている方にもおすすめです。

販売中止やデザイン変更で消えていくノートもたくさんありますが、測量野帳は60年間ほぼずっと変わらないデザイン。だから、安心して使い続けられます。

感じたことをすぐに文字に起こすと、気づかなかったいろいろな気持ちに出会えるかもしれません。みなさんのお気に入りの使い方を見つけてみてくださいね。

※測量野帳は、文房具店やオンラインでご購入いただけますが、記事でご紹介した「はんのーと」ロゴを箔押ししたものは特注品です。飯能銀座商店街の「フカダヤ」で販売しています。

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コクヨHP
野帳 FIELD NOTEBOOK
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100人、100の野帳

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記事を書いた人:
つるまゆ

長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活

  • 職業は経理&ライター
  • 登山大好き
  • 和服大好き

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