昨年3月に、横浜市から飯能市へ…
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飯能の中でも、特に自然豊かな南高麗地区。「農のある暮らし」制度で移住された山口さんご一家にお話を伺いました。
好きが詰まった家
お宅にお邪魔すると、季節の花やリースが飾られた落ち着いた雰囲気で、素敵なカフェのよう。
と思いきや、リビングに入って目に飛び込んできたのは、天井までそびえるクライミングウォール!?
「クライミングが趣味でつくってしまいました(笑)」と話すのは、敦志さん。
さっそく息子の穂高くんが「見ててね」と、すいすいと泳ぐように吹き抜けを登っていく姿に「すごい!」と、取材陣一同大盛り上がり。
「最初は反対していたのですが、今はつくってよかったかなと思います(笑)」と話すのは、妻の麻衣さん。
2階には、麻衣さんのリモートワーク用のスペースや、敦志さんのトレーニングスペースも。
ご夫婦お二人の趣味にまつわるものが大切に飾られ、窓からは広々として山や畑を見渡せて、まるで景色に包まれているかのようです。
暮らしと仕事、無理のない生活
もともと登山好きな敦志さんと、旅行好きな麻衣さんご夫婦。これまでいろいろな土地を見てきたお二人。
自然の中で子育てがしたいと、登山で出かけた長野や南アルプスも移住先の候補に。でも、今の仕事を続けながらの移住は距離的に難しいと感じた、と言います。
SNSで飯能市の「農のある暮らし」制度を見つけ、二人の仕事も生活もほぼ変えることなく移住が叶いました。
仕事柄、敦志さんは自宅から車で関東近郊の病院を回ることが多く、飯能はアクセスもよいそう。
リモート勤務がメインで、週に何度か都内へ出社する麻衣さんも「飯能駅から始発で座れるし、特急もあるので通勤には便利ですね」と話します。
地域での子育て
広々としたウッドデッキでは、お菓子を食べたり、ピクニックすることもしばしば。
すぐ隣の栗の木では栗拾い、昨年は畑のじゃがいもが豊作で、近所のみなさんに声をかけて収穫を楽しみました。
穂高くんも、お母さんがつくってくれたじゃがバターやポテサラに大喜びしたそう。
穂高くんに「おうちの好きな場所は?」と聞いてみると、もちろんとばかりにクライミングウォールを指差します。
暮らしとこれから
「家にいるときが一番落ち着けて、のんびりできます」という麻衣さんは、いつかここでパン屋さんを開きたいそう。レーズンから酵母をおこしてつくる本格派!
敦志さんと穂高くんはというと「今日も、これからクライミングジムに行く予定です」とのこと。
家族の好きを大切に集めたお住まいに、心地よく暮らしている山口さんご一家でした。
写真:ふさ
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