特集・連載

ライター:椛沢 功太

2021.11.24

南高麗の中心で、愛をさけぶ「第2話」壁があれば登ればいい

南高麗の中心で、愛をさけぶ
「第2話」壁があれば登ればいい

南高麗地区移住攻略

南高麗に住みたい! そう思って以来、移住にするために「市街化調整区域という壁」をどう攻略すればいいのかを考える日々が続きます。

ファミコン世代の私にとって「攻略」はむしろ大好物。基本的に裏技など使いません。コツコツとスライムやいっかくうさぎを倒して、レベルを上げていきます。

ただ、これからの旅を考えるとやはり仲間はほしいところ。そもそも地元所沢から飯能への移住に関して、家族に全く相談していなかったので、まずは家族に相談をすることにしました。

ところが、ゲームではすんなりと仲間になるはずの武道家(妻)が攻撃をしかけてきます。

  • 「駅から歩いて遠いからムリ」
  • 「買い物できる場所が近くにないからムリ」
  • 「子どもが大きくなったときに、学校が近くにないからムリ」
  • 「カエル嫌いなの知っているよね? カエル出そうだからムリ!!!」

目の前に高く険しい「ムリの壁」が増えてしまいました。

壁があれば登ればいい

“高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな” 人生のバイブル曲が頭をめぐります。

「壁登ってみようかな」

ふだんあまり通ることのなかった、下畑からクリーンセンターへ向かう急坂(壁)を登ってみると、そこには美杉台地区が。

このとき美杉台は、6丁目・7丁目・茜台にて絶賛宅地の分譲が行われておりまして、美杉台であれば、

  • 「駅から歩いて行ける!(20分はかかるけど)」
  • 「買い物できる場所が近くにある!(帰りは登りだけど)」
  • 「小学校も中学校も近くにある!(高校はないけど)」
  • 「カエルはいない!たぶんいない…(だって山の上だもん)」

武道家(妻)を仲間にするため、4つの攻略法を手に入れることができそうでした。私は「ここならきっとよいと言ってくれるはず」と希望を胸に、あさひやま展望公園の山頂から夜景の先にあるルイーダの酒場を見つめるのでした(つづく)。

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記事を書いた人:
椛沢 功太

南高麗地区の魅力にひかれ、飯能へ移住を決意するが、現在は美杉台に在住。地域資源を活用した多世代交流と健康コミュニティの創出に奔走中。二児の父。

  • 作業療法士
  • フカダヤ店主
  • 飯能発ローカル偏愛ラジオ・ナビゲーター

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