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ライター:マナベ タクヤ

2026.07.24

飯能クリエイターファイル(No.31)彫刻家・大江花歩さん

飯能クリエイターファイル(No.31)
彫刻家・大江花歩さん

まちと自然と人が、ちょうどよい距離感で混ざった場所、飯能。さまざまな「ここちよさ」に惹かれて、実は多くのクリエイターが制作拠点を構えています。

そんな飯能で活動するクリエイターのみなさんを紹介する「飯能クリエイターファイル」、第31回は彫刻家の大江花歩さんです。

大江さんは、飯能へ引っ越してきて今年で3年目。実は「やまにわ」へは完成前から入居を希望していて、現在はここで作品制作をしています。

大江さんがつくるのは、人の形でありつつ自然物のイメージも表現するもの。

人も自然も目に見えないどこかで全てつながっている、という意識を形にしたような作品です。

骨組みとなる心棒の上から粘土で形をつくって型をとり、石膏で最終的な作品ができあがります。

上の写真は『山』というタイトル。飯能へ移ってきてからの体験をもとに制作された作品です。二人の人が融合したような形ですが、どこか自然の地形を思わせる雰囲気をまとっています。

山々のように目で見て触れることはできないけれど、確かに感じることはできる人と人のつながりのようなものが視覚化されているように感じました。

実は実物を見れてはいないのですが、機会があればじっくり鑑賞したいです。

これまでの作品では人物を主にしていたなか、飯能に移り住んで「自然の一部として私たちは生きている」と感じたことが、自然の要素を取り入れたきっかけとなったそう。

そんな大江さんが、飯能を選んだ理由は「土地の明るさ」と「作品づくりに際しての利便性」。

作品制作の拠点を探しているときに、明るく心が解放されるような清々しい土地の雰囲気にとてもいいな、と思ったそうです。

そして制作の際に音が出ても支障がない場所が多く、都内まで出るのも楽という利便性も大きな理由だそう。

生活と制作のどちらにもいい塩梅なことが、飯能にクリエイターが集まる理由の一つなんでしょうね。

ご自身の作品について、飯能に来てから何か変化があったか?と伺ったところ「土地と人の影響を受け、考え方がどんどん変わっていった」とのこと。

自由であっけらかんと生きている人が多くて、そんな人たちに触れることで、肩の力が抜けていったそうです。

「自然に触れるなかで、今まで『こうでなければいけない』と考えながらつくっていたものがほどけていき、枠組みの中からはみ出したものを『いけない』と思うのではなく、許容できるようになった」と話してくれました。

そんな心境の変化と同時に、作品を評価してもらえる機会も増えていっているそうです。

今まで人生の大半を飯能以外の場所で過ごしてきたにも関わらず、大江さんは飯能へ帰ってくると「地元へ帰ってきた」と感じて、ほっとするそう。

生まれ育った場所でなくても「地元」を感じることができるって面白いですよね。

僕はそこにいると安心して居心地がよくて、等身大でいられる場所に人はきっと地元を感じるんじゃないかな、と思います。

ずっと飯能にいる人も、移り住んだ人も、なんなら初めて来た人も、同じ地元を感じて一つになれる。

土地を通して、ボーダーレスに人と人、人と自然がつながる。あらためて飯能の魅力が見えた取材でした。

大江さんの今後の制作や、飯能でのご活躍に期待ですね!

関連情報

制作拠点
飯能市本町1−9
偏愛デパートメント・やまにわ内
Instagram
@kahoohe
ポートフォリオ
@kahooheportfolio

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記事を書いた人:
マナベ タクヤ

インドアもアウトドアも大好きな、生まれも育ちも暮らしも飯能の98年生まれ。

もっと地元と関わって暮らしていきたい想いからライターに。最近は林業、森林を中心に山間部の活性化に関心を持っています。

  • ライター、フォトグラファー、アウトドア系なんでも屋
  • 広め浅め時々深めなマルチツール系人間
  • ゆるーくオフグリッドしていきたい野望あり

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