今回ははじめてのハイキングにお…
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龍崖山は飯能駅から歩いてアクセスできる飯能三山の一つです。標高は246mと低めですが、見晴らしはよく、富士山が拝めるスポットも点在しています。いつもハイカーでにぎわう天覧山や多峯主山とはまた違った、里山のよさを味わえる龍崖山。子どもの頃に戻って裏山を探検しているような、低山の魅力あふれる龍崖山登山をご紹介します。
車でアクセスできるのがうれしい! 龍崖山公園から登るルート
龍崖山山頂に向かうおすすめのルートは2つ。まず1つ目は、龍崖山公園から登るルート。短い距離ながら、山頂まではしっかりとした登りもある龍崖山ですが、公園からのルートは比較的ゆるやか。
登山口には駐車スペースもあり、車でのアクセスがしやすいのはうれしいポイントです。入り口では一対の龍がお出迎えしてくれます。「歓迎」の文字にほっこりしながら登り始めるルートです。
地元に愛されている龍崖山。手づくりの道標が山のあちこちで登山者を案内してくれます。熊よけのベルもその一つ。勢いよく鳴らせば「カンカンカン!」とよい音が響き渡ります。
龍崖山ルートの途中にある燧山(ひうちやま)も、ぜひ訪れていただきたい場所。見晴らしがよく、奥多摩や丹沢の美しい山々も見渡せる富士山ビュースポットです。
長い坂も登り切れば達成感を味わえる、金蔵寺・八耳堂ルート
2つ目におすすめしたいのは、金蔵寺・八耳堂周辺から登るルートです。駅から歩いて30分と少し距離があるのが気になるところ。入間川に沿って続く吾妻峡を通るルートを組み合わせるのがおすすめです。
道の途中にある地元の製材所や、手入れが行き届いた民家のお庭を楽しみに歩けば、その土地ともっと近づけるかもしれません。登山口までの距離も山歩きのコースの一部としてしまうのも、山歩きが楽しくなるポイントです。
八耳堂ルートの出発点、軍太利神社の境内にそびえる見事な巨木も、おすすめしたい見どころの一つ。両手を広げて抱えてみてもまだ足りないほどの太さに、神社の歴史を感じます。
登山道へ足を踏み入れると、すぐに静かな針葉樹の林が広がります。男坂は長い登りが続くルート。息を切らしながら登り終えた時の気分は最高! 階段が整備されているため登りにくいことはありません。
急な階段道はちょっと、という方にはゆるやかな女坂をおすすめします。昔は棚田として使われていた場所や、マンガン採掘坑跡を通って頂上へ。のんびり歩きならではの発見があるかもしれません。
登りも下りもしっかりある、短いながら「ちゃんと登山」の龍崖山
駅から歩いて3時間ほどで2つの山を味わえる龍崖山登山。アップダウンがしっかりとありますが、短い距離で景色もよい、低山ハイクにはぴったりの山です。
周辺のあさひ山展望公園や柏木山も、訪れていただきたいハイキングスポット。ぜひコースに組み入れて、秋の飯能歩きを楽しんでみてください。
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