あそぶ

ライター:つるまゆ

2021.10.13

駅から気軽にハイキング!「奥武蔵自然歩道」を歩いて巾着田へ

駅から気軽にハイキング!
「奥武蔵自然歩道」を歩いて巾着田へ

強い日差しが照りつける夏が過ぎ、低山歩きに最適な季節になりました。飯能では、週末になるとハイキングに訪れる人で賑わっています。一年で最も彩り豊かな姿を見せてくれる秋の山。山歩きを始めるには、とってもおすすめの季節です。山に行ってみたいなー、そう思ったら、まずは飯能でのんびりハイキングから始めてみませんか。

まずは飯能河原から天覧山へ

飯能駅に着いたら北口へ。飲食店や銀行が並ぶメイン通りから、飯能銀座商店街へ入ります。レンガが敷き詰められた、どこか懐かしい雰囲気の漂う飯能の商店街。地元に愛されるパン屋さんやお菓子屋さんで昼食やおやつを買うのも、のんびりハイクならではの楽しみです。

飯能市中央公民館まで着いたら、駐輪場から下をのぞいてみてください。飯能の人気スポット、飯能河原が見渡せます。広い川べりは、季節を通してバーベキューやキャンプを楽しむ人で賑わう人気のエリア。秋には銀杏の紅葉が見事です。

今回は河原へ下りずに天覧山へ(次回はぜひ飯能河原へ遊びに来てくださいね)。能仁寺の横から登り口に入ります。途中でトイレ休憩ができるスポットを通り抜け、あっという間に頂上へ到着。標高197mと登りやすい天覧山ですが、見晴らしは最高です。

ぽっかりとひらけた、ほほえみの丘でリラックス

天覧山を下りて、国道299へ向かいます。ガソリンスタンドやスーパー、飯能観光案内所「おみやげショップ夢馬」が並ぶ中山(西)交差点信号を渡って、いよいよ奥武蔵自然歩道へ。アスファルトの道から林の中へ入ると、ひんやりとした空気に包まれます。一歩いっぽ歩みを進めると、車の音が遠ざかり、枝の揺れるサワサワとした音が聞こえてきませんか。

青梻(アオダモ)の森の標識が見えてきたら、高麗峠の方向へ進みます。するとすぐにぽっかりと視界がひらけ、ほほえみの丘へ到着。木陰にはテーブルとベンチがあり、お昼やおやつを広げてのんびりしたくなる場所です。

富士見峠で富士山探し

ほほえみの丘を出発して、てくてく進んでいきます。ここから先は、雨が降ると道がぬかるむことも。置き石や道の両端を上手に渡って通過しましょう。

季節ごとの草花を観察しながらゆっくり歩くのも、ハイキングの楽しいところ。今の時期なら、こんなキノコが見つかるかもしれません。

富士見峠に到着したら、ベンチに座って少しだけ休憩タイム。足を軽くストレッチして、水分補給も忘れずにしておきましょう。

高麗峠を抜けて巾着田へ

富士見峠をあとにして、高麗峠へ入ります。道はなだらかで急な上りもなく、歩きやすい山道が続きます。宮沢湖へ続く分岐が見えてきたら左へ。下りに差しかかったら、足元に少し注意が必要です。木の根が出ていたり、大きな段差がある箇所があります。ゆっくりと歩を進めましょう。

坂道に集中しながら歩いていると、やがて水音が聞こえてきます。自然のミストたっぷりの細い道を進み、舗装路に合流します。道標のドレミファ橋方面を目指して歩けば、美しい高麗川の流れと、渡るのが楽しいドレミファ橋に到着。向こう側に見えるのはゴールの巾着田です。

ドレミファ橋に座って足を川に浸してから、巾着田を一周します。高麗川の浸食によってできた、この巾着型の広場は、春には桜、秋には曼珠沙華とコスモス、紅葉を楽しめる癒やしのスポット。日高のシンボル日和田山に見守られながら、今回のハイキングは終了です。

巾着田の周りに点在するすてきなカフェに立ち寄って、西武池袋線・高麗駅から帰宅します。今回はのんびり歩けるゆったりコース。歩くのは長くても4時間くらいなので、早起きが苦手な方も心配いりません。飯能から、山とのお付き合いをゆるっと始めてみませんか。

この記事のタグ

記事を書いた人:
つるまゆ

長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活

  • 職業は経理&ライター
  • 登山大好き
  • 和服大好き

関連記事/おすすめ記事