昨年の12月25日、クリスマス…
-
あそぶ
飯能市原市場。アメリカのスクールバスの中で暮らす野出正和さんは、Toyクリエイターです。
2008年にこの場所で工房「Muku-studio」を立ち上げました。息子の翔太さんが生まれたタイミングで「好きなことをやって育てる」をテーマに、木を使ったおもちゃづくりを始めます。
Muku-studioの仕事は、全国多岐に渡ります。
木のおもちゃづくりから工作教室、ワークショップ、からくり装置の製作、イベント企画、商品開発、講演会など「一緒に仕事をしたい、アイデアがほしい」という声が多数。
多くのメディアにも関わり、番組出演やアイデア提供などもしています。
野出さんのアイデアから生まれるおもちゃは「シンプルで安全」。おもちゃに遊ばれないで、遊びをつくり出せることにこだわります。
人気商品は、約30年のロングセラーとなる知育玩具「ならべっこ」。
さらに磁石などは一切使わず、シンプルに木を削っただけで不思議な遊びができる「クルリン」も人気です。
これまでつくったおもちゃのうち、7作品は木のおもちゃ大国ドイツの「子供の遊びと玩具審議会・シュピルグート」を日本で唯一受賞しています。
野出さんのおもちゃは、子どもだけではなく大人もみんなが対象です。どう楽しむかは自分たちで考えて決めること。
取材中、翔太さんと遊んでくださいとお願いしたら、二人で遊び方を考えて、あっという間に笑顔の花が咲きました。
現在は4人で運営している、Muku-studio。それぞれが好きなことをしているので、幸せ度数がとても高い職場だそうです。
父の背中を見て育った翔太さんは、おもちゃメーカーに勤務後「子どもと直接関わりたい」と、3年前からMuku-studioの一員になりました。
全国を飛び回るお父さんのそばで、工作教室の先生のほか、地元飯能との関係もつくり出しています。
ネットショップのほかにも直接購入できる場所を増やそうと、飯能市内のBookmarkやKOFKAで販売を始めたほか、ふるさと納税の返礼品に登録したり、同じく市内のひより農園とのコラボ商品をつくったりと精力的です。
「アイデアは、自身の経験からしか生まれない」と語る野出さん。仕事とプライベートの垣根がなく、これまで各地で積み上げてきた経験からふとアイデアが下りてくるとか。
そのアイデアが多くの方を魅了し、さらに人が集まります。今月には、約20年ぶりとなる新作も発売予定で、4月からは生活しているスクールバスで全国をまわるそうです。
取材後、大きなからくりアートを動かしていただきました。
ずっと見ていられる大きな楽しいおもちゃ。大人もハマっちゃいます。3月26日(日)には、このからくりアートが「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」へ出張するそうです。ぜひお出かけくださいね。
Muku-studioのみなさん、からくりアートがどんな動きをするのか気になる方は、動画もどうぞ!
関連情報
- 工房名
- Muku-studio
- 所在地
- 飯能市原市場728-3
- TEL
- 042-981-9465
- 042-981-9465
- @mukustudio1994
- @muku_studio
- @mukustudio1994
- YouTube
- @mukustudio1994
アクセス
この記事のタグ
記事を書いた人:
尾内 あゆみ
飯能在住30年以上。埼玉西部エリアの取材を約20年続けています。地域の方とコミュニケーションをとるのが大好き!
どんどんつながって、地域を盛り上げていきたいと思います。
- CATVウーマン
- 狭山茶Lover
- 地域密着系YouTuber
関連記事/おすすめ記事