数年前に始まったクラフトビール…
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あそぶ
西武池袋線飯能駅から直通バスに乗って、10分ちょっと。森に囲まれた宮沢湖の湖畔に、北欧の世界観をそのまま表現した「メッツァ」が誕生しました。
レストラン、ライフスタイル雑貨を扱うマーケット、カヌーなどのアクティビティが揃う「メッツァビレッジ」。ムーミンの物語の世界を他追体験できる「ムーミンバレーパーク」。
この2つが、東京ドーム約4個分もの土地に広がっているのです。今回はムーミンだけではない「メッツァビレッジ」の魅力を紹介したいと思います。
お買いものも日常使いも。みんなが楽しめる「メッツァビレッジ」
駐車場からエントランスを通り、背丈のある木々に坂を下っていったその先には、森と湖に彩られた非日常の空間が広がっています。
最初に出迎えてくれる建物はマーケットホール。
1階には埼玉県の物産を集めた「Moi Saitama」、埼玉の豚牧場が営む「SAIBOKU」、狭山茶を扱う「武蔵利休」など地域を楽しめるお店や、ミートボール専門店など北欧を感じる飲食店が並びます。
飯能でつくられている地ビール・CARBAANや、飯能窯の食器も売っていました。
2階は生活雑貨や華やかなテキスタイルを扱うお店など、北欧のデザインを楽しめるアイテムが揃っています。テキスタイルは生地を計りうりしているのも特徴です。
マーケットホールの奥にある建物は、さまざまなレストランが並ぶ「バイキングホール」。
1階には、フィンランドの有名コーヒーチェーン「ロバーツコーヒー」や、トマトを丸ごと使った目にも楽しい洋食屋さん「農家が作るtomateria GOTO」などが入っています。
特におすすめは、2階の「LAGOM」。埼玉の新鮮野菜や北欧の家庭料理をバイキング形式で楽しめます。
空間も素晴らしく、カウンター席は全面ガラス張りで湖を一望でき、天井も高いので開放感抜群。平日の昼下がりにゆったり過ごしたくなります。
お腹がいっぱいになったら、湖にそってもう少し奥へ向かってみましょう。そこには公園のような芝生広場が広がっています。
ベンチに腰かけながら、コーヒー片手にくつろいでいたり、横になって日向ぼっこしていたり、子どもたちが走り回っていたり。
みんな思い思いの楽しみ方をしています。ペットを連れている人も多く、日常のお散歩ルートなのかもしれません。家の近くにこんな場所があったら、うれしいですね。
飯能という場所を選んだ理由
オープン以来、飯能を代表するスポットとなったメッツァですが、そもそも飯能を選んだ理由はなんだったんでしょうか。メッツァの東風さんと岸さんにお話を伺いました。
「一番はなんといってもロケーションでした。静かな湖と森、というのは北欧を再現するのに重要な要素です。さらに宮沢湖周辺は山に囲まれており、車やビルなど俗世界のものが目に入らないんです。これは視察に来たフィンランドの方も驚かれて、この場所以外にない!という感じでしたね」
自然の持つ魅力をデザインの力で引き出し、たくさんの人に愛される場所へと変える。これはなかなかできることではありません。その成功例が飯能にあるということですね。
「ムーミンだけではなく北欧のよいもの、よい文化をもっと知ってもらいたいと思っています。ようやく日常が戻ってきて、これからがリスタートです。さまざまなイベントを通して『北欧といえばメッツァ』を言ってもらえるようにがんばっていきます」と東風さん。
メッツァだけではなく、飯能の市街地と連携したイベントもやっていければと考えているのだそう。メッツァをスタートして、市内各地にあるアート作品をめぐる芸術祭なんておもしろいかもしれませんね。
最後にスタッフの方々のおすすめスポットを教えていただきました。
東風さんのおすすめは「カヌー工房からムーミンバレーパークへ行く途中の景色」。空、森、湖だけで構成された景色は、時間によって表情を変える絶景です。
そして岸さんのおすすめは「メッツァホール」。
クリスマスやバレンタインなど季節にあわせた商品ラインナップはもちろん、実は奥で北欧雑貨のセールをやっていることがあるので、要チェックなのだそうです。
お買いものも、散歩だけでも楽しめるメッツァビレッジは入場無料。駐車場も平日は2時間まで無料です。飯能のみなさん、地の利を活かして楽しみ尽くしてください!
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記事を書いた人:
赤井 恒平
飯能生まれ。AKAI FactoryやBookmarkを手がけた、飯能リノベーションの第一人者。地域や人をつなぐ「橋をかける仕事」をしています。
- 飯能市キーマン
- AKAI Factory 代表
- 埼玉県「まちなかリノベ賞」最優秀賞(R2年度)
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