たべる

ライター:清水 麻由

2021.09.17

最旬の果物を蔵で味わう豊かさ「蔵カフェ 草風庵」

最旬の果物を蔵で味わう豊かさ
「蔵カフェ 草風庵」

「新鮮で美味しいフルーツを心ゆくまで食べてみたい!」果物好きの方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。飯能にはそんな夢が叶うカフェがあります。

粕谷さんご夫妻が営むカフェ「草風庵」は、明治時代に建てられた蔵を改装した趣のある佇まい。店先や店内も、落ち着きのあるレトロな雰囲気が漂います。草風庵は8年ほど前に骨董品を扱う古美術のお店として始まり、2019年にはご夫妻の夢だったカフェもオープンしました。

人気メニュー「季節のフルーツパフェ」の上には、輝かんばかりの季節の果物がなんと10種類以上。そのどれもがみずみずしく新鮮です◎。私はそのおいしさにスプーンとフォークが止まりませんでした笑。

パフェの他にも、ふんだんに果物がのった「フルーツタルト」や凍らせた果物をそのまま削った「果の華氷」、フレッシュジュースなどまるで果物の天国にいるかのようなメニューが並びます。

それもそのはず、粕谷さんの本業は青果店業。現在は昔からのお得意先への配達のみですが、朝早く市場に出かけて午前中に配達、そしてお昼からカフェの営業というパワフルな日々を送っています。

お店で提供する果物について「はずれは出せませんから、プレッシャーもありますよ」と粕谷さん。にこやかに話される言葉の端々にプロとしての気概を感じます。お店で出すコーヒーも特別に仕入れたこだわりの豆を使い、常連さんにはその方の好みに合わせて淹れているそうです。店内では果物の購入ができ、自宅でも粕谷さんのおすすめの逸品を味わえます。

オープン時間からお客さんの絶えないカフェですが、忙しい中でも粕谷ご夫妻とスタッフの佳代子さんの丁寧な接客と、その笑顔に会えることを楽しみにしているお客さんも多いようです。

古美術店はカフェ裏手のもう一つの蔵にあり、粕谷さんのライフワークである骨董品の数々が並んでいます。お休みの日には、お客さんに頼まれた骨董品の修繕をしているそう。果物においても骨董においても絶大な信頼を寄せられている粕谷さんです。

好きなものや、心ひかれるものがそばにある心地よさを提案している草風庵。古きよきものも、新鮮で旬なものも、両方を味わえる豊かさがここにはあります。粕谷ご夫妻の和やかな笑顔とぴかぴか輝く果物にぜひ出逢ってみてください。

※2021.9月現在、緊急事態宣言中によりカフェ利用は完全予約制です。お電話にてご予約ください。

関連情報

店名
蔵カフェ・古美術 草風庵
所在地
飯能市山手町4-1
電話
070-3230-2385
営業日
火・水・金・土(第2・第4日曜)
営業時間
12:30〜18:00
駐車場
あり
Instagram
@sofuan222

アクセス

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記事を書いた人:
清水 麻由

飯能周辺のイベントに出没しては、消しゴムはんこなどを彫る人。造形屋。自由人の夫&息子とゆるくて愉快な飯能ライフを送っています(飯能市内で広いおうち探してます)。

  • アート・クラフト屋イワオカフェ
  • くらしの修繕センター・イワオヤ
  • ウッドターニング(木工旋盤)修行中