あそぶ

ライター:つるまゆ

2024.12.20

プライベートリバーの贅沢、名栗の一棟貸しゲストハウス「Fika」

プライベートリバーの贅沢、
名栗の一棟貸しゲストハウス「Fika」

飯能市の西側、自然豊かな名栗地区。入間川の源流に近い名栗川沿いに建つ「Fika」は、1日1組限定のゲストハウスです。

名栗川を上流に向かって車で走り続け、まちなかから約50分。そろそろかな?とスピードを落とすと、商店の赤い郵便ポストの先に、小さな案内板が目に入ります。

案内に沿って進むと、見えてきたのは煙突のある三角屋根の建物。

庭先に植えられた木々の木漏れ日が、デッキにやさしく差し込んでいます。車を停めてドアを開けると、すぐに川の水音が聞こえてきました。

玄関を入ると、吹き抜けの開放的な空間が出迎えてくれます。向かって右手は、清潔に整えられた広い畳の部屋。

そして左手には、約30畳もあるリビングダイニングキッチン。

写真提供:Fika

座り心地のよいソファーと暖炉、そして目をひくのは、部屋の真ん中に置かれた、訪れた人みんなで囲める大きなダイニングテーブルです。

窓の外を眺めると、木道の先にキラキラ光る川の水面が見えました。

何度も泊まりに来たくなる、Fikaの魅力

川遊びの季節には予約でいっぱいになる、人気の宿Fika。宿泊者の中にはリピーターの方も多いそうです。

一度泊まると、また利用したくなる理由はどこにあるのでしょうか。

Fikaがあるのは、日常の喧騒を忘れさせてくれるような、自然あふれる場所。名栗川の清流を満喫できるプライベートリバーが、目の前を流れます。

ゆったりとした流れの浅瀬もあるため、子どもたちに川遊びを思いっきり味わせたい方には願ってもない立地。

天気を気にせず楽しめる、木造軸組工法のBBQエリアや、木に囲まれる心地よさを感じられるログハウス。

寒い季節に訪れて、薪ストーブの炎を眺めながらソファーで親しい人たちと過ごせば、忘れられない思い出になりそう。

親戚の家に遊びに来たような懐かしさ

Fikaへ一歩入ると、前にも一度来たことがあるような懐かしさを感じます。使い込まれた登山靴が並んだ玄関や、むかし読んだことのある絵本が並ぶ本棚。

記憶の片隅を呼び覚ますような、あたたかみのあるしつらえも、人気の理由かもしれません。

家族以外で仲間と初めて枕を並べた経験や、夜がふけるまで友人と取りとめのない話で盛り上がった時間。

Fikaでぬくもりを感じる時間を過ごすことで、過去のひとときを思い出し、もう一度訪れたくなるような新たな気持ちがたくさん生まれます。

インスピレーションに導かれて、宿泊施設の運営に挑戦

住みよい環境を求めて、名栗に移住を決めたオーナーの亜紀子さん。荒れ放題だった物件と初めて出会ったとき、何か感じるものがあったそうです。

「この家に、大人も子どももみんなが楽しそうに集う姿がイメージできたんです」

直感に導かれて、家を覆っていた庭の木々を伐採し、放置されていた家の内部を少しずつ整理。子育てのかたわら、未経験ながらも宿泊施設を運営する準備を整えました。

現在は、宿泊だけでなく数々のイベントも開催され、まさに多くの人が集まる場として親しまれています。

思いっきり川遊びできるプライベートリバーに、都心から比較的短時間でアクセスできるのは、Fikaの大きな魅力。

来年(2025年)から、Fikaの宿泊券が飯能市のふるさと納税の返礼品になり、さらに利用しやすくなります。

飯能・名栗での素敵な思い出づくりに、ぜひ訪れてみてください。

関連情報

施設名
ゲストハウスFika
所在地
飯能市上名栗367-4
TEL
048-871-6705
048-871-6705
定休日
不定休
定員
11名まで宿泊可能
HP
https://www.fikanaguri.net/
Instagram
@guesthouse_fika

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記事を書いた人:
つるまゆ

長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活

  • 職業は経理&ライター
  • 登山大好き
  • 和服大好き

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