くらし

ライター:つるまゆ

2024.07.19

飯能で自由度高めの物件発見! リノベマンション「ホームズK」

飯能で自由度高めの物件発見!
リノベマンション「ホームズK」

ある日、編集部に取材の依頼がありました。「デザイナーズリノベーションを施した賃貸マンションを内覧してみませんか」

「え、リノベマンション? 面白そう!」ということで取材決定。

飯能駅から徒歩5分の取材場所に向かうと、失礼ながら時の経過を感じさせる外観のマンションにたどり着きました。

内装が取り外され、スケルトン状態になった一室から顔をのぞかせたのは、この物件を管理運営している「EL Works株式会社」の石田恭一さん。

「リノベが完了しているお部屋があるので、こちらへどうぞ」

扉を開けて中へ入ったとたん、想像していた以上の空間が広がっていました。

元は畳二間の間取りで、決して広くはない空間ですが、圧迫感をまったく感じません。部屋全体が明るくシンプルで、とても居心地がいい!

天然素材が生む居心地のよさ

心地よさには理由がありました。物件の床に使用しているのは、天然の無垢材です。

オイルコーティングのみの無垢材は木目が美しく、天然床材の優しい風合いが部屋全体をやわらかな雰囲気に仕上げています。

部屋の彩光は、主にベランダ側のサッシのみ。取材当日は曇りでしたが、無垢材の淡い色味のおかげか、光が効果的に室内へ伝わってきます。

「仕切り」って必要ないのかも

もう一つ気がついたのは、部屋にはドアやふすまといった「仕切り」がほとんどありません。

あるのは、トイレや洗面などの水回りと部屋を分けるドアのみ。寝室と居間を分けるふすま、キッチンと居間を分ける壁やドアは取り払われています。

物件の中には、ベランダ側に土間が設けられている部屋もありました。こちらも土間部分はフローリングから一段下がっただけで、扉はありません。

部屋の一部に汚れを気にせず物を置けるので、植物を育てるのが好きな人、自転車、登山などアウトドアの趣味を持つ人にはたまらない間取りです。

空間を分けるための仕切りを取り払うと、風が通り抜け、部屋全体の自由度が上がることを実感しました。

空き物件の魅力を引き出すのが楽しい

今回、物件をご案内いただいた石田さんの生業は、空き物件の収益改善。デザインから施工に至るまで幅広くリノベーションを担当しています。

「昔から物件に空きがあると気になって仕方ないんですよ」と話す石田さんのキャリアは、賃貸仲介会社からスタートしています。

実際に手を動かす施工とは無縁だったものの、空き部屋の新たな活路を見出したいとの想いから、少しずつキャリアを現在の道へシフトさせていきました。

現場で技術習得に励んだり、一般に広く受け入れられる空間のデザインを学んだりしながら経験を積み、現在の賃貸物件の収益改善という事業に至ります。

「空き物件は負の遺産と思われがちなんですが、どのような物件にも求めている人は必ずいます。要はマッチングの問題なんです」

借り手がつかない空き物件をどのように魅力的に見せるか。多くの賃貸物件を扱ってきた石田さんには、物件がいきいきと生まれ変わるポイントを見抜く力があるようです。

たどり着いた「仕切り」のない働き方

都内を中心に施工を請け負っていた石田さんですが、飯能の名栗地区に引っ越しをしてからというもの、経験、業種の垣根を越えて、人を巻き込む働き方へとシフトしています。

「飯能って、面白いことをしているコミュニティが多いですよね。飯能に越してから3年になりますが、これまで経験できなかった出会いがたくさんありました」

「会社の業務に参加しているのは、それぞれが異業種の仕事を持つ仲間です。得意な分野を活かしながら一緒に働くことで、一人では思いもしなかったアイデアが生まれることもあります」

「飯能で出会った様々なスキルを持つ仲間が集まれば、家が一軒建てられるんじゃないかと思うほど、人のバラエティが豊かです。思いもよらない出会いが面白くて」

初めて出会った物件のイメージをふくらませて、オーナーに提案するときが一番楽しいと語る石田さん。

業種や慣習、経験といった垣根を飛び越えて、仕切りのない自由な働き方を楽しんでいる石田さんだからこそ、すぐに暮らすイメージがわく部屋をデザインできるのかもしれません。

自由度高めのリノベ物件で、飯能での二拠点生活を楽しんでみませんか(石田さんとの直接契約なら仲介手数料はかかりません)。

※201、203号室は即入居可能。301、302、303号室は改装中

写真:赤井恒平

関連情報

物件名
ホームズK
所在地
飯能市稲荷町12-16
賃料
81,000円〜/月
敷金・礼金 1か月・1か月
共益費
3,000円/月
物件管理会社
EL Works株式会社
HP
https://www.el-w.jp/
Instagram
@el.works777

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記事を書いた人:
つるまゆ

長野県上田育ち→東京経由→埼玉県飯能暮らし/自然に囲まれた生活を愛して、2021年に移住/山と緑、自然食と手仕事、コーヒーを楽しむ生活

  • 職業は経理&ライター
  • 登山大好き
  • 和服大好き

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