ソメイヨシノが満開を迎える頃、…
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くらし


今年もまた、軒下につばめがやってきてくれました。「つばめが来てくれた! うれしい! かわいい!」と娘と大喜びした昨年の夏。
再来を願って残していた巣に、今年も帰ってきてくれたのです。

「燕(つばめ)」は、春の季語ですが「燕の子」となると夏の季語、そして「燕帰る」は秋の季語です。
昔から日本で使われてきた季節の表し方「七十二候」には、「玄鳥去(つばめさる)」という暦も出てきます。

春から初夏にかけて、暖かい地域から日本へ渡って子育てをし、秋になると帰路につく渡り鳥のなつとり(夏鳥)、つばめ。
季節の巡りとともに、私たちのそばで暮らしを育んできた存在であることが、古人たちが残した言葉からよくわかります。

5月の風が強いある日、事件が起こりました。
夕方帰宅すると、軒先にあったはずのつばめの巣がなんと丸ごと落下…。親鳥が毎日温め続けていた卵も割れてしまいました。

巣は二層になっていて、外は土、内は草と羽でフワフワ仕様。あんなに小さな口ばしで、雛を育てるためのベッドまでつくっているのですね。


庭にお墓をつくり、ションボリしていたところ…

なんと! つばめたちは、翌日からすぐに新しい巣づくりを開始!
わずか数日で新しい巣が完成し、現在再び子育て真っ最中です。なんとたくましいこと!

いつだって、自然界の生きものたちから学ばせてもらうことばかりです。
近年、つばめのフン問題や建物の壁の材質変化、また南へ渡る際に寝ぐらとする葦原(あしはら)の減少などにより、つばめの個体数が急速に減っているのだとか。
都市近郊にも関わらず、自然環境が豊かな飯能は、つばめたちが安心して子育てできる場所として選んでくれているのですね。
長い年月をかけて人間と共生することを選んだ鳥、つばめ。来年も再来年もその先も、つばめがやってきてくれる飯能であり続けますように。
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