くらし

ライター:赤井 恒平

2022.03.10

ミネラルウォーターが湧き出す、地元の給水スポット新井不動尊

ミネラルウォーターが湧き出す、
地元の給水スポット新井不動尊

みなさんはふだん、水道水を飲みますか? 飲まないですよね。私が小さい頃は普通に水道水を飲んでいたのですが、いつからか「ミネラルウォーター」が登場し、今ではすっかり水はお金を出して買うものになってしまいました。

コンビニで買うと、500mlのペットボトルが100円前後。パッケージ代が含まれているとはいえガソリンより高いですね。

ある日、飯能ライフを満喫されているライター仲間の森畑鶏さんから「水汲みにいかない?」とのお誘いが。そんな日本昔話みたいな話がくるとは思ってもいなかったので驚きましたが、何やら面白そうなので連れて行ってもらうことにしました。

飯能の市街地から車で30分ちょっと。駅前からは想像できないような牧歌的な風景が広がる名栗エリアにやってきました。

到着したのは「南無新井不動尊」というのぼりが立てられた小さな祠。こちらが給水スポットのようです。境内にホースが引き込まれ、そこからは常に水が流れていて、みなさんポリタンクを持ってきて水を汲むという仕組み。他にも飯能にはこういった給水スポットが何か所かあるのだそうです。

よく見るとホースは宙に浮きながら川の上流に伸びています。この先はどうなっているのでしょう? 気になります。山登りをする予定ではなかったので軽装ですが、飯能の様々な情報をお届けする『はんのーと』としては、行かないわけには行かない! そんな使命感にかられて、祠の横にあった獣道を進んで行きます。

足を踏み外したら急斜面を真っ逆さまなので、ホースを見失わないようにしつつも注意しながら進みます。一体どこまで続いているのでしょうか。

登りはじめて約3分。ホースの終点に到着しました。思ったより近かったですね。とてもきれいな沢水です。念のため煮沸してからお使いいただくのがおすすめです。

関連情報

名称
新井不動尊
所在地
飯能市上名栗

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記事を書いた人:
赤井 恒平

飯能生まれ。AKAI FactoryやBookmarkを手がけた、飯能リノベーションの第一人者。地域や人をつなぐ「橋をかける仕事」をしています。

  • 飯能市キーマン
  • AKAI Factory 代表
  • 埼玉県「まちなかリノベ賞」最優秀賞(R2年度)

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