飯能市下川崎にある小さなケーキ…
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たべる
今年で11年目を迎えた太陽ベーカリー。飯能市の川崎にある障害者多機能型施設「太陽の丘」に併設したパン屋さんです。
大きな窓からは日差しがさんさんと入り、店内を明るく照らしています。
ここでは管理栄養士の指導のもと、双柳にある就労継続支援B型の施設から通う利用者さんが、毎朝交替でパンをつくっています。
利用者さんの仕事はパンの材料を量り、生地を丸めて数を数え、店頭にパンを並べて販売することです。パンの成型は職員の方がお手伝いし、美味しくふっくら焼き上げます。
取材中、近所の方が買いに来られて「元気?」と利用者さんに声をかけていました。地域に愛されるお店として、ほのぼのやさしい時間が流れているように感じます。
パンは15種類。食パンから惣菜パン、菓子パンはもちろんのこと、季節限定パンなどもあり、開店前からお客さんが並ぶこともあるのだとか。
驚いたのはなんとパン1つの値段が130円! こんなにリーズナブルで、美味しいパンはなかなかありません(取材時2023年12月で食パンは300円、白神こだま酵母のパンは260円)。
「太陽ベーカリーでは、イーストフードや改良剤など余計なものを入れずにていねいに仕上げます。パン好きの方にはぜひ焼き立てパンを召し上がっていただきたいですね」と語るのは、管理栄養士の渡辺章子さん。
クリスマスが近いこともあり、手づくりカスタードが入ったサンタクロースのメロンパンや、ツリーをイメージしたホイップクリームコロネなどが販売されていました。
サンタさんの表情がかわいくて、思わず微笑んでしまいます。
季節によっては、施設の畑で収穫したブルーベリーやさつまいもを使ったパンも並ぶそうです。
また、白神こだま酵母のカンパーニュ&ソフトフランスもおすすめの一品。東北地方の世界自然遺産である「白神山地」で生まれた天然酵母で、一般的なイースト菌とは違う芳醇な風味が特徴です。
太陽ベーカリーに来るのが難しい方は、木曜日の昼限定で飯能市役所にて販売しているので、そちらへお越しいただけたらとのこと。
事前予約も受け付けているので、仕事帰りに立ち寄りたい方も連絡すれば取り置いてもらえます(17時ごろまでに受け取り)。
ひとくち食べると、ふわっとした食感とほどよいパンの甘さ、バターの香りが口の中に広がり、幸せな気持ちになりました。
あたたかい日には施設内の庭で食べるのもおすすめ。まだ食べたことのない方は、ぜひ足を運んでお気に入りのパンを見つけてみてくださいね。
関連情報
- 店名
- 太陽ベーカリー
- 所在地
- 飯能市川崎30-1
- TEL
- 042-975-1555
- 042-975-1555
- 営業時間
- 10:30〜13:30
木曜のみ飯能市役所地下にて販売 12:00〜12:45ごろ
- 定休日
- 木・土日祝・施設閉所日
- @taiyobakery_33
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記事を書いた人:
飯塚 まりな
イラストレーター兼ライター(主に人物取材を好む)。最近は愛車で過ごす車中ランチが生活の一部。夢は発展途上国で医療や教育に関わる日本人の取材。
2021年に働く30代男女の仕事や生活についてインタビューした『〜西武沿線上で探した〜近所の30代「今」何してる?』を全国の天狼院書店発売(2022年1月まで)。
- 『ちいき新聞』レポーター(2020年〜)
- 『ショッパー』レポーター(2019年〜)
- 介護福祉士
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