たべる

ライター:飯塚 まりな

2023.10.29

クッキー、ケーキをみんなで手づくり「菓子工房あおーら」

クッキー、ケーキをみんなで手づくり
「菓子工房あおーら」

飯能市中山にある菓子工房あおーら。NPO法人あおーらが運営する就労継続支援事業所 虹の中にあります。

工房の中は、思わず見上げてしまう高い天井と白を基調とした広々とした空間、窓から見える緑が魅力です。

キッチンをのぞかせてもらうと、たまごボーロづくりが始まっていました。この工房で焼き菓子をつくるのは、虹の利用者さんと職員さん。

当初はクッキーだけを製造、販売していたそうですが、今ではケーキ3種類、シフォンケーキ6種類、マドレーヌ、たまごボーロがあります。

「今日はどれにしようかな」と迷うほど、美味しそうなスイーツがいくつもあって、見ているだけでワクワクします。

お菓子づくりは楽しい!

ライター飯塚は、お菓子づくりの様子を近くで見学。利用者さんはテキパキと慣れた手つきで、手際よく作業を進めます。

利用者さんは粉を計り、ボールで食紅を混ぜるなど、それぞれの得意分野の作業を担当しているそうです。不得意な分野をお互いに助け合う場面も見られました。

「お菓子づくりは楽しいですか?」と声をかけると、利用者さんは「楽しい!」とにっこり。

職員さんも「今ではレシピがあれば、利用者さんたちだけでつくれるので頼もしいです」とうれしそうに話していました。

しかし、コロナ禍にはお菓子がつくれなかった時期も…。そんなときは文化新聞さんから新聞を寄付していただき、ショップ袋を何枚も製作したそうです。

今ではいろいろなサイズがつくれるようになり、お客さんにお菓子を渡すときに大活躍。その場そのときにできることを考えて乗り越えてきました。

最近では、飯能市内の保育園にマドレーヌの配達依頼がきているそうです。園児たちのおやつになると思うと、ますますやりがいにつながりますね。

あおーらの焼き菓子はどこで買えるの?

お菓子づくりを始めて9年。ようやく飯能市内だけではなく、近隣の市にも浸透してきたという菓子工房あおーらのお菓子たち。

現在は飯能観光案内所「ぷらっと飯能」「おみやげショップ夢馬」や日高市総合福祉センター「高麗の郷」マルシェ、あおーら日高就労継続支援事業所すみれの中にある「SHOPすみれ」などで販売しています。

また、丸広飯能店7階、喫茶モナミでも焼き菓子をいただきながら、お茶することができます。

もちろん菓子工房あおーらでも販売していますので、気軽に立ち寄ってもらえたらとのこと(電話でのご注文も可能)。

心のこもった菓子工房あおーらの焼き菓子、ぜひ一度食べてみてくださいね。

関連情報

店名
菓子工房あおーら
所在地
飯能市中山535-1
就労継続支援事業所 虹
TEL
080-2218-2793
080-2218-2793
営業時間
月曜〜金曜 9:00〜17:00
定休日
土曜・日曜・祝日
HP
http://www.ahora.or.jp/kashikoubou.html
Instagram
@kasikoubouahora

アクセス

この記事のタグ

記事を書いた人:
飯塚 まりな

イラストレーター兼ライター(主に人物取材を好む)。最近は愛車で過ごす車中ランチが生活の一部。夢は発展途上国で医療や教育に関わる日本人の取材。

2021年に働く30代男女の仕事や生活についてインタビューした『〜西武沿線上で探した〜近所の30代「今」何してる?』を全国の天狼院書店発売(2022年1月まで)。

  • 『ちいき新聞』レポーター(2020年〜)
  • 『ショッパー』レポーター(2019年〜)
  • 介護福祉士

関連記事/おすすめ記事