たべる

ライター:砂子間 正貫

2023.03.01

月に一度だけしか食べられない、幻のカレー屋「kumar」

月に一度だけしか食べられない、
幻のカレー屋「kumar」

昭和レトロな飯能銀座商店街には「日替わりシェフのお店」があります。

その名のとおり、日替わりでいろいろな料理に出会えるのが特徴なのですが、今回は月に一度だけ(しかもランチタイムのみ)しか営業していない、激レアのカレー屋「kumar(クマール)」をご紹介します。

この日のカレーは「大根のスリランカ風ココナッツカレー」と「ハイデラバード チキンカレー」の2種類。迷ったら両方選べる「あいがけ」を注文するのがおすすめ。

どちらも南インドを意識したカレーで「副菜には春を感じるホタルイカと菜の花、それに冬野菜のニンジンと菊芋をチョイスして、寒い中にも春を感じるプレートに仕上げました〜」とのことでした。

毎回、季節のものを使って美味しいカレーをつくっています。

スパイスカレーとの出会い

平日は東京で仕事、土曜日に仕込みをして日曜日にカレー屋をオープン。

店主の大熊さんは、約5年前に雑貨屋で「インドのスパイスセット」を購入し、興味本位でカレーをつくってみたのが全ての始まりだったそう。

「けっこう美味しくできちゃったんで、もっと美味しいカレーをつくりたくなったんですよね」と、いきなりカレースイッチが入ってしまった様子。

続きが気になります。詳しく聞いてみると…

大熊さんは“ハマったらとことんハマるタイプ”で、一度にカレーをつくる量はだいたい4人前。それがほぼ毎日という、インド人でも飽きそうなペースでカレーづくりに没頭。

外食も当然カレーで、美味しいと評判のお店に足を運んでは、インド人シェフから直接レシピを伝授してもらったこともあるそうです。

「目の前でレシピを教わったんですけど、どうしても同じようにつくるのは難しくて。もしかしたら自信の表れなのかもしれませんね笑」

kumar誕生

そんなカレー漬けの日々に転機が訪れたのは、約3年前。北千住の飲み屋街で間借り活動をスタート。いつしかリピーターも付き、活動の範囲を徐々に広げていったという。

この間は大阪のイベントにも行ってきたそうで…。「カレーがいろいろな場所に連れて行ってくれるんですよね」と大熊さん。

ちなみに最近は「コーヒーの焙煎」にもハマっているそうで、業者さんから生豆を取り寄せては「煎り加減の研究」に夢中になっているのだとか。カレーとコーヒーは似ているのかも。

「今回はこういう味だったから、次回はこうしようと毎回メモを取っています」と無邪気に語る大熊さん。

ご興味あればカレーと一緒にコーヒーも頼んでみてはいかがでしょうか。というか、いずれコーヒーもいろいろな場所へ連れて行ってくれそうですね。

最後に、kumarの営業情報はSNS(Instagram)でチェックしてください。先に述べた北千住や代々木公園でも間借りスタイルで営業しているそうなので、タイミングが合えば別の場所でもぜひ。

いや本当に「月に一度」じゃ物足りないんですよ〜。

関連情報

店名
kumar(クマール)
所在地
飯能市仲町5-9
(日替わりシェフのお店)
Instagram
@kumar_curry

アクセス

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記事を書いた人:
砂子間 正貫

木下大サーカス出身のライター。モロッコのサハラ砂漠でラクダ使いもしており、現地で暮らすベルベル人に認められた数少ない日本人。

「サハラ砂漠の大谷翔平」「オアシスのような和製ラクダ使い」などと……自分で自分を呼んでいる。現地での名前は「アリ」。

  • 『ロケットニュース24』編集部 ライター
  • サハラ砂漠のラクダ使い

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