たべる

ライター:飯塚 まりな

2024.06.06

ちょっと贅沢なお蕎麦を食べに「小松屋」へ

ちょっと贅沢なお蕎麦を
食べに「小松屋」へ

「たまには、お蕎麦でも食べようか」家族とそんな話になり、飯能の本町にある小松屋へ。

住宅街の中に突然現れる大きな蔵の店構え、のれんをくぐるとお店の入口まで石畳。ゆっくり歩くと、小さな庭園も見えます。

開店は11時。私たちが着いたのは、11時30分頃で店内はすでに満席。お客さんの層は、30〜70代くらいでしょうか。

入口付近には蕎麦打ちの部屋があり、思わずのぞいてしまいました。

せっかくなので待っているあいだに近所を散策。裏路地を歩いていると、まだまだ知らない飯能の奥深さを感じてワクワクします。

さて、ようやく呼ばれて案内された席は、密かに願っていたカウンター席! 庭園を見ながら、お蕎麦を注文します。

楽しみに待っていた「天せいろ蕎麦」は平打ち麺で、やや太め。ツヤ感のあるきれいなお蕎麦。

のどごしよく、食べ応えもあって女性には十分な量でした。

天ぷらは椎茸、オクラ、なす、キス、エビの盛り合わせ。どうしたらこんなに上品に揚がるのかと思うほど、サクッ、ジュワッとした食感がたまりません。

お庭の緑を眺めながら食事ができるのも贅沢。新緑がまぶしく、季節によって風景が変わるんだろうなー、と想像しながら蕎麦をすすりました。

食後に締めの蕎麦湯を飲んで、ホッとひと息。

大正時代の蔵を改装した店内は、カウンター席、お座敷、大きなテーブル席があります。全体的にモダンで落ち着いた雰囲気に、すっかり気に入ってしまいました。

後日、店主の田中さんに少しお話をお聞きしました。もともとお米屋さんだったそうですが、趣味だった蕎麦打ちが本業に。

「自分で手打ちした蕎麦に目覚めて20数年。現在も変わらず、手打ち蕎麦とこだわりの麺つゆをお出しして、地域の方々を中心に喜ばれています。蕎麦だけでなく、うどんもあります」

現在は家族3名で営業されているとのこと。日曜日が定休日ですが、家族経営のため不定休だそうです。蕎麦が売り切れとなり次第終了。

聞けば、なんと12時30分には閉店してしまう日も少なくないとか。どうしても小松屋さんのお蕎麦!という日は、早めにお出かけくださいね。

また一つ飯能でおすすめできるお店を見つけることができて、うれしくなりました。

関連情報

店名
小松屋
所在地
飯能市本町3-10
TEL
042-972-2252
042-972-2252
営業時間
11:00〜(なくなり次第終了)
定休日
日曜日(不定休)
駐車場
あり

アクセス

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記事を書いた人:
飯塚 まりな

イラストレーター兼ライター(主に人物取材を好む)。最近は愛車で過ごす車中ランチが生活の一部。夢は発展途上国で医療や教育に関わる日本人の取材。

2021年に働く30代男女の仕事や生活についてインタビューした『〜西武沿線上で探した〜近所の30代「今」何してる?』を全国の天狼院書店発売(2022年1月まで)。

  • 『ちいき新聞』レポーター(2020年〜)
  • 『ショッパー』レポーター(2019年〜)
  • 介護福祉士

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