飯能グルメといえば、必ずと言っ…
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たべる
「たまには、お蕎麦でも食べようか」家族とそんな話になり、飯能の本町にある小松屋へ。
住宅街の中に突然現れる大きな蔵の店構え、のれんをくぐるとお店の入口まで石畳。ゆっくり歩くと、小さな庭園も見えます。
開店は11時。私たちが着いたのは、11時30分頃で店内はすでに満席。お客さんの層は、30〜70代くらいでしょうか。
入口付近には蕎麦打ちの部屋があり、思わずのぞいてしまいました。
せっかくなので待っているあいだに近所を散策。裏路地を歩いていると、まだまだ知らない飯能の奥深さを感じてワクワクします。
さて、ようやく呼ばれて案内された席は、密かに願っていたカウンター席! 庭園を見ながら、お蕎麦を注文します。
楽しみに待っていた「天せいろ蕎麦」は平打ち麺で、やや太め。ツヤ感のあるきれいなお蕎麦。
のどごしよく、食べ応えもあって女性には十分な量でした。
天ぷらは椎茸、オクラ、なす、キス、エビの盛り合わせ。どうしたらこんなに上品に揚がるのかと思うほど、サクッ、ジュワッとした食感がたまりません。
お庭の緑を眺めながら食事ができるのも贅沢。新緑がまぶしく、季節によって風景が変わるんだろうなー、と想像しながら蕎麦をすすりました。
食後に締めの蕎麦湯を飲んで、ホッとひと息。
大正時代の蔵を改装した店内は、カウンター席、お座敷、大きなテーブル席があります。全体的にモダンで落ち着いた雰囲気に、すっかり気に入ってしまいました。
後日、店主の田中さんに少しお話をお聞きしました。もともとお米屋さんだったそうですが、趣味だった蕎麦打ちが本業に。
「自分で手打ちした蕎麦に目覚めて20数年。現在も変わらず、手打ち蕎麦とこだわりの麺つゆをお出しして、地域の方々を中心に喜ばれています。蕎麦だけでなく、うどんもあります」
現在は家族3名で営業されているとのこと。日曜日が定休日ですが、家族経営のため不定休だそうです。蕎麦が売り切れとなり次第終了。
聞けば、なんと12時30分には閉店してしまう日も少なくないとか。どうしても小松屋さんのお蕎麦!という日は、早めにお出かけくださいね。
また一つ飯能でおすすめできるお店を見つけることができて、うれしくなりました。
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記事を書いた人:
飯塚 まりな
イラストレーター兼ライター(主に人物取材を好む)。最近は愛車で過ごす車中ランチが生活の一部。夢は発展途上国で医療や教育に関わる日本人の取材。
2021年に働く30代男女の仕事や生活についてインタビューした『〜西武沿線上で探した〜近所の30代「今」何してる?』を全国の天狼院書店発売(2022年1月まで)。
- 『ちいき新聞』レポーター(2020年〜)
- 『ショッパー』レポーター(2019年〜)
- 介護福祉士
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