飯能ならではのディープな夜の魅…
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たべる
ライター:清水 麻由
2024.02.14
飯能愛あふれる店主とグルメバーガーとお酒の「GEORGE’S BARger」
飯能愛あふれる店主とグルメバーガーと
お酒の「GEORGE'S BARger」
飯能は北欧のよう、と言われることが増えましたが、飯能にアメリカンな雰囲気と食が味わえる場所があるのをご存知でしょうか。
「GEORGE’S BARger(ジョージズ バーガー)」は、飯能駅北口から徒歩7分ほど歩いたメイプル通りにあります。
今年2月22日に7周年を迎えるGEORGE’S BARgerは、アメリカンスタイルの本格グルメバーガーと、夜にはバーでお酒を楽しめるお店です。
日本ではファーストフードのイメージが強いハンバーガーですが、GEORGE’S BARgerのグルメバーガーとは、どのようなものなのでしょうか。
店主の鴨下ジョージさんにお話を伺いました。
魅惑のこだわりグルメバーガー
お店にひろがる、香ばしく食欲をそそるお肉の香り。GEORGE’S BARgerのハンバーガーパテは100%ビーフ。お肉のうまみがぎゅっと凝縮されています。
取材時にいただいたバーガーは、ずっしりとした重みがあって具も分厚い!どうやってかじりつこうか迷いましたが、ガブリといってみました。
牛肉のうまみをしっかりと感じるパテと、美しくたたまれたレタスの歯応えもやみつきに。お肉と野菜とのバランスが絶妙です。
バンズに使っているのは天然酵母パン。東京のグルメバーガーのバンズのほとんどを担っているという新宿のパン屋さんに特注でお願いしているとのこと。
「埼玉ではここしか食べられないかもしれません」とジョージさん。パテには国産牛A5ランクの「牛脂」を使用することで和牛のような味わいになっているそう。
「牛肉100%なので価格は安くはないけど、ご理解いただければ」とのことですが、それも納得のお値段です。
スタンダードなハンバーガーはもちろん、人気のアボカドやサルサソースを使ったバーガーなど、ハンバーガーメニューだけでも常時15種類くらいあります。
「ハンバーガーは丼ものと一緒で汎用性があるんです」とジョージさんは言います。
「和の食材にも合いますし、これまでイタリアン、ブラジル風、メキシコ風、韓国風などもつくりました」
レギュラーメニューに加えて「マンスリーバーガー」という、1ヶ月限定のハンバーガーも人気です。
ナスとモッツァレラ、カモねぎごま油、カレー、生ハムと菜の花、ゆずと鬼おろしと大葉…などなど。聞くだけで楽しくなるメニューはジョージさんと若いスタッフとでアイデアを出し合っているそう。
「10代、20代がのびのび発言できる場をつくっていきたい」という想いもあり、積極的に若い世代の意見も取り入れています。これからもどんどん未知のハンバーガーに出会えそうです。
バーテンダーからハンバーガー屋へ
飯能生まれ飯能育ちのジョージさん。これまで飯能のダイニングバー「PADDOCK PASS」や都内のバーで修行されてきたという、正真正銘のバーテンダーです。
そんなジョージさんがなぜハンバーガー屋を始めたのでしょうか?
「都内のバーで働いていたとき、たまたま職場近くで食べたハンバーガーがめっちゃくちゃおいしくて。すぐさま同僚に『バーテンダー辞めてハンバーガー屋になるかも』と打ち明けました(笑)」
のちのグルメバーガーブームが来るすこし前の時期。ジョージさんはそれを肌で感じたそう。そのときに運命が変わりました、とジョージさんは言います。
「ちょうどバーテンダーに終止符を打つきっかけになって。中途半端に続けるより、一から生まれ変わる気持ちでハンバーガー屋を始めたんです」
アメリカなどへの旅を経て飯能に戻って来たジョージさんは、地元の先輩から声を掛けてもらい、GEORGE’S BARgerをオープン。
ご自身の経験を活かしたバーという形態で「大人の社交場」をコンセプトにオープンしたハンバーガー屋でしたが、当初は「バーでハンバーガーなんて…」という声もあったとか。
それでも、こだわりのつまったハンバーガーやアメリカンなおつまみにファンが増えていきます。
数年前からランチタイムの営業もはじまり、昼も夜も楽しめるお店になりました。
「ランチタイムにはコーヒー1杯でも、スイーツだけでもウェルカムです」
スイーツやチキンにも力を入れています。スパイスを一から調合してつくるチキンは自信作とのこと。ぜひ味わってほしい逸品です。
飯能コラボで進化するハンバーガー
「飯能をもっと盛り上げたい」という熱い想いのあるジョージさん。飯能出身であることを強みにしてどんどん道を切り開いています。
昨年、川越市で埼玉で初めてハンバーガーだけのイベントが開催されたそう。東京から多くのグルメバーガー店が参加する中、無名であることの不安をよそに商品は即完売!
このとき、川越の「時の鐘」近くにある美味しいカレー屋さんとコラボしたハンバーガーを販売。実はカレー屋の社長は、ジョージさんと同じく飯能の吾野出身の先輩だったのです。
※現在は販売終了(写真提供: GEORGE’S BARger)
いつか自分たちの商品を組み合わせようと話していた中、川越でのハンバーガーイベントに招待されたジョージさん。
「すぐ先輩に相談しました。『時が来ました!』と(笑)」
「場所は川越ですが、飯能どうし手を組んでるわけですから。お互いの宣伝にもなりますし、そういったところでつながれるのが、飯能の人たちの力なんだろうなって」
メディアでもたびたび取り上げられる「粒生こしょう」を使ったコラボバーガーもつくったそうですが、こちらも社長が飯能の方なのだとか。
「飯能で生まれ育ったという強みをもっと活かしていきたい」というジョージさん。現在も密かに練っている企画があるようです。
今後も飯能の食材やお店とのコラボレーションが楽しみです。
お酒のことならお任せください
「お酒にご興味あれば、バーとしての品揃えには自信があります」 ウイスキーは100種類以上あり、クラフトビールの種類も豊富です。
バーというと敷居が高いイメージもありますが「若い人にはぜひ登竜門として使ってほしい」とジョージさん。
注文しなくても『あれなんですか?』とか気軽に質問してくださいとのこと。チャージもないそうです。
「たとえば、もし飯能の若い子たちに大切な人ができたとき、相手を都内のおしゃれなバーへ連れて行ってあげたいとします。でも、いきなり行くと失敗することもあるわけです」
おしゃれなバーではメニューに値段が書いてないことや、急に生演奏が始まったり席料が高かったりすることも。
「なので、ぜひ予習に使ってください。気をつけた方がいいこと、予算はどれくらい持って行ったほうがいい等アドバイスできますので」
なんとも頼もしい存在です。
飯能の人も、観光客も、移住希望者もウェルカム!
「飯能は面白い方がたくさんいるので、それをもっと知ってもらえたら移住者も増えると思います」
地元でハンバーガー屋さんをやっている理由の一つに「飯能に遊びに来てほしい、ひいては移住をしてほしい」という想いがあるジョージさん。市内に空き家が多いことにも胸を痛めています。
海外からの移住希望者も多く訪れるというGEORGE’S BARger。英語も堪能なジョージさんが飯能の魅力を伝えてくれています。
ワンちゃん連れも可能とのこと(お店のスペースに限りがあるので、事前にお問合せください)。テイクアウトもOKです。
ハンバーガー、お酒、アメリカ、そして飯能。知らなかった世界をぐっと広げてくれるGEORGE’S BARgerへぜひ足を運んでみてください。
写真:赤井恒平
関連情報
- 店名
- GEORGE'S BARger(ジョージズバーガー)
- 所在地
- 飯能市東町27-6-2
- TEL
- 042-978-9029
- 042-978-9029
- 営業時間
- [日・月・火・金・土・祝・祝前]
ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー&バー 17:00〜21:00(L.O. 21:00)
バーのみ 21:00〜0:00(L.O. 23:00)
[水]
ランチ 11:00〜17:00(L.O. 17:00)
ディナー&バー 17:00〜24:00(L.O.23:00)
[木]
ランチ 11:30〜17:00(L.O.17:00)
ディナー&バー 17:00〜21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- 無休(※年末年始 要確認)
- 駐車場
- 3台(お店の真裏12、13、14番)
- @georges.barger
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記事を書いた人:
清水 麻由
飯能周辺のイベントに出没しては、消しゴムはんこなどを彫る人。造形屋。自由人の夫&息子とゆるくて愉快な飯能ライフを送っています(飯能市内で広いおうち探してます)。
- アート・クラフト屋イワオカフェ
- くらしの修繕センター・イワオヤ
- ウッドターニング(木工旋盤)修行中
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