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ライター:清水 麻由

【レポート】絵画を通した緑の交流@名栗小学校

【レポート】
絵画を通した緑の交流@名栗小学校

11月19日、土曜日にも関わらず、名栗小学校の校庭はにぎやかです。

この日、NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE/サネ)主催の絵画教室が開催されました。

飯能市とエクアドルのカヤンベ市の子どもたちが、それぞれの地でスケッチをするという企画です。

SANEの代表、杉田優子さんからSANEの活動内容やエクアドルの位置などの説明がありました。

「みなさんの絵は、このあとエクアドルへ送られます。そこでの展示を経て、来年3月にはエクアドルの子どもたちの絵と一緒に飯能市で展示をする予定です。みなさん、ぜひ張り切って描きましょう!」

名栗小学校の校長先生からも「お勉強と思わずに、名栗の景色を楽しみながら自分の思うように描いてくださいね」とのごあいさつが。

講師の根立隆さんからは、スケッチの方法や心がけを教えていただきました。

参加者は、名栗はもちろん加治や美杉台、吾野など市内から集まった小学生20名。

11月半ば過ぎの名栗地区は寒かろうと、厚着をしてきた大人も子どもたちも上着がいらないほど、雲ひとつない晴天です。

紅葉の進んだ木々と山の緑、青空がくっきりと見え、まさにスケッチ日和(むしろ暑いくらい)。

子どもたちは、思い思いに気に入った場所へ移動して、スケッチ開始です。

ときおり聞こえるお寺の鐘の音と、日差しで火照る体に秋のひんやりした風を感じながら、絵筆は進みます。

企画、運営を担当したスタッフの椛沢功太さんも「この環境で絵を描くこと自体が豊かですよね。子どもたちがうらやましいです(笑)」と目を細めます。

「途中で飽きてしまうのでは…」というお母さんの心配をよそに、低学年の子も目の前の集中して描いています。水分補給を忘れそうになるほど、没頭している子も。

描き終えた子どもたち、やり切った達成感ですっきりよい顔をしていました。

「みんな自分なりの描き方で描いていて、面白かったです」と講師の根立さん。

カヤンベの子どもたちは、飯能の子どもたちの絵を見て、一体どんな感想をもってくれるのでしょうか。

地球の反対側を旅して帰ってくる絵との再会、そして現地の子どもたちの絵とともに展示される来春が、今からとても楽しみです。

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記事を書いた人:
清水 麻由

飯能周辺のイベントに出没しては、消しゴムはんこなどを彫る人。造形屋。自由人の夫&息子とゆるくて愉快な飯能ライフを送っています(飯能市内で広いおうち探してます)。

  • アート・クラフト屋イワオカフェ
  • くらしの修繕センター・イワオヤ
  • ウッドターニング(木工旋盤)修行中

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