あそぶ

2021.09.29

赤ちゃんを優しく包む木のぬくもり、きときとひろば

赤ちゃんを優しく包む
木のぬくもり、きときとひろば

飯能はその市域の約75%を森林に覆われ、江戸時代から林業が盛んでした。飯能産の材木(スギ、ヒノキ)は西川材と呼ばれています。今回ご紹介する「きときとひろば」は、赤ちゃんの頃から西川材をはじめとした無垢の木とふれあうことのできる、あたたかい場所です。

木が育つ場所、木とふれあう場所

「飯能の保育所や幼稚園を回っていたとき、先生方が『飯能は木があるのが当たりまえ過ぎて、かえってそれにふれあう場所や機会が少ない』と言っていたのが印象的だったんです」そうお話しするのは、きときとひろば代表の成田さん。

成田さんは2010年から埼玉県の木育指導員として4年間、県内の保育施設を訪れ、木のおもちゃなどを通して子どもたちに木の楽しさを感じてもらう活動をしていました。それまで全く違う職種の仕事をしていた成田さんですが、あるとき保育の勉強を始めます。学ぶうちに「あそび」の大切さ、そして木のおもちゃの魅力に気がついたそうです。

木育指導員として活動する中で、子どもたちが楽しそうに木のおもちゃで遊ぶ姿や、先生たちからの「ありがとう」という言葉に「前職の勤め先の倒産を経験して少し元気をなくしていたのですが、子どもたちと先生方の様子や言葉にすごくパワーをもらいました。今きときとひろばをやっていることがその時の恩返しになれば」と成田さん。

きときとひろばのオープンは2015年。材木店(株)ハンモクとご縁があり、隣の事務所だった建物をきときとひろばとして活用することになりました。

「渡りあご工法」という日本の伝統的な工法と西川材を使った建物の中は天井が高く、窓からは柔らかい日差しが入り明るい空間です。遊びスペースは2階にあり、床はやはり西川材。訪れる赤ちゃんや小さな子どもたちが、気持ち良さそうに寝そべったり座ったりする様子がよく見られるそうです。

木とあそぶ、木でつくる

ここでは飯能の木工作家さんの作品をはじめ様々な木のおもちゃで遊ぶことができます。成田さんのイチオシはシンプルな西川材の積み木。西川材を販売している飯能の材木店、大河原木材株式会社から何と一本丸ごと丸太を買って、それをトラックに乗せて熊谷の製材所に運んで積み木に仕立ててもらったと言う豪快なエピソードつきです。

また建築家の隈研吾氏デザインのめずらしい形状の積み木『TSUMIKI』は大人にも人気とか。成田さんが目を細めて次々と紹介してくれる木のおもちゃを見ていたら、子どもの頃にかえったようなワクワク楽しい気持ちになりました。

利用できるのは主に赤ちゃんと未就学児さんとその保護者。また、希望者には木のカスタネットづくりやスプーンの絵付けなどのワークショップもしてくれます。

感染症対策で赤ちゃんの遊ぶ場所を確保するのが難しい昨今ですが、赤ちゃんや小さなお子さんたち、育児中の親御さんにとって外に出て息抜きをする時間はとても大切です。なんだか親子でほっとしたいな…と思うそんなとき、きときとひろばへ出かけてみませんか。優しい木のぬくもりに心がほっとするはずです。

関連情報

施設名
まちなか木育ベビーサロン
はんのう きときとひろば
オープン日時
毎週月曜・木曜(9:30〜15:00)
※祝日はお休み
利用料金
200円(大人1人+子ども3人まで)
以降+200円/1人
※ワークショップは別料金(500円程度)
所在地
飯能市阿須851
ファミリーマート「飯能阿須店」隣
TEL
090-1033-3067
駐車場
3台あり
メール
nenrinworks@gmail.com
HP
https://hannokitokitohiroba.jimdofree.com/
Instagram
@hannokitokitohiroba

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記事を書いた人:
清水 麻由

飯能周辺のイベントに出没しては、消しゴムはんこなどを彫る人。造形屋。自由人の夫&息子とゆるくて愉快な飯能ライフを送っています。

  • アート・クラフト屋イワオカフェ
  • ウッドターニング(木工旋盤)修行中
  • 飯能市内で広いおうち探してます!

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