2017年9月、住宅街の中に隠…
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たべる
飯能の美杉台といえば、きれいな住宅街や飯能を一望できる「あさひ山展望台公園」などがある高台のエリア。
そんな美杉台で中華のランチが食べられるお店があると知り、行ってきました。着いて驚いたのは、中華のお店らしくない外観。
「Kitchen H105」と書かれたカラフルな建物に「あれ?もしかしてカフェ?」と思いましたが、中へ入るとテーブルの上にある調味料などから中華の雰囲気が…。
おなかが空いていたので、取材前にさっそく日替わりランチの「中華風からあげ」をいただきました。
驚いたのは、このボリューム! がっつり食べたい男性でも満足できる量です。
特にうれしいのは、野菜がたっぷり食べられること。からあげはサクサク、中身はジューシーでいくつでもいただけそうです。
ほかにも小鉢やお味噌汁もついて、なんと830円。リーズナブルなうえに、家庭的な雰囲気でおなかも心もほっこり。
給食の味を味わえるかも
ランチをいただいた後「こんにちは!」と元気に登場したのは、スタッフの秋山亜維さん。
調理場からは店主であり亜維さんのお父さん、秋山寛さんとお母さんの秋山初美さんも顔を出してくださいました。
Kitchen H105は、2018年にオープン。コロナ禍はテイクアウトの営業をしながら、乗り越えてきました。今でもお弁当の注文がよく入るそうです。
「中華料理出身の父を中心に親子で食堂を始めて5年。今ではご近所の方を中心に、ファミリー層やお一人で来られる女性客の方も多いです。一人で来たお客さんどうし仲よくなるのを見かけることもあります」と亜維さん。
秋山家は寛さんと初美さんが長年30年に渡り、練馬区の給食センターで調理師として働いていました。
娘の亜維さんは三姉妹の次女。小学校から飯能で暮らし、毎朝早く両親が出勤する背中を見て育ったそうです。
定年を迎え、第2の人生をスタートした初美さんは「周囲に『お店を開いてほしい』と言われて始めたのがきっかけです。メニューのネーミングを給食の献立から使うこともあって、なつかしい味があるかもしれません」と話します。
家族でスタートしたお店は、メニューづくりも三人で話し合って決めているそう。
「メインは炒飯ですが、娘はあんかけが天下一品とほめてくれます笑。でも、家族なので言いたい放題になってしまい、ときどきケンカもしますけどね」と微笑むのは寛さん。
Kitchen H105の「H」は、秋山ご夫婦の名前の頭文字と飯能の「は」からとったとのこと。「105」は亜維さんの息子さんの名前を数字にして、3世代続く店になってほしいと思いを込めました。
家族だからこそ、いつも素直に想いを伝える、笑顔の絶えない明るい秋山親子。カフェのようにふらっと立ち寄れる、美味しい飯能チャイニーズ。
日替わりランチは、インスタをチェックしてみてください!
関連情報
- 店名
- Kitchen H105
- 所在地
- 飯能市美杉台7-1-10
- TEL
- 080-8156-4904
- 080-8156-4904
- 営業時間
- 11:00〜15:00
- 定休日
- 月曜・金曜
- @kitchenh105
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記事を書いた人:
飯塚 まりな
イラストレーター兼ライター(主に人物取材を好む)。最近は愛車で過ごす車中ランチが生活の一部。夢は発展途上国で医療や教育に関わる日本人の取材。
2021年に働く30代男女の仕事や生活についてインタビューした『〜西武沿線上で探した〜近所の30代「今」何してる?』を全国の天狼院書店発売(2022年1月まで)。
- 『ちいき新聞』レポーター(2020年〜)
- 『ショッパー』レポーター(2019年〜)
- 介護福祉士
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