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飯能に移住したいという人の話を聞くと、高確率で「小さな畑もほしい」と言われます。そんな夢を叶えるべく、飯能市は「空き家バンク」をはじめ移住に関する様々な取り組みをしています。中でも、自然を求める移住者に人気が高い制度が “農のある暮らし”「飯能住まい」。すでに20組を超えるファミリーがこの制度で大地とふれあう生活を実現しているそうです。実際、どんな制度なのか飯能市まちづくり推進課にお話を聞いてきました。
自然が残る広大なエリアで一軒家暮らし
お話ししていただいたのは、まちづくり推進課の馬場さんです。
「この制度を実施しているのは、市街化を抑制するために宅地開発などを制限している『市街化調整区域』ですが「飯能住まい」の制度を用いることで、特別に家を建てられるというものなんです」
対象になっているのは東京の青梅市と隣接している南高麗(みなみこま)というエリア。山や畑が広がる中に民家が点在している「日本の田舎」といった風景が広がっています。驚きなのは、この風景で飯能駅に近いところだと車で5分程度。これなら都内へ通勤することも可能なので、今の仕事を変えずに広々とした土地に一軒家を建て、家庭菜園やBBQを楽しむ暮らしができるのです。
家庭菜園から農地購入まで、農業入門をサポート
“農のある暮らし”と言うからには、農業に関しても当然サポートがあります。通常、農地の購入は農業を本業にしている人などしか購入できないのですが、飯能市では、南高麗地区を含む山間地区であれば、農家でなくても500m²以上の農地を購入することができます。
もちろん自然との距離は人それぞれ。休日にエコツーリズムのようなイベントに参加し農業体験する人、広い庭があるので家庭菜園を楽しむ人、市民農園などの畑で野菜づくりを行う人、農地を購入して本格的な農業にチャレンジする人など、移住後のライフスタイルにあった“農のある暮らし”を楽しむことができます。
地元コミュニティと移住前から関係づくり
事前に地域とのつながりをつくってくれるのもこの制度のいいところ。市の担当職員が地域の情報を教えてくれたり、実際に地域の方を紹介してくれたりもするので地域コミュニティとの関係づくりが移住前からできるのです。地元の方も移住する方に対してとても寛容で、引っ越す前から、地元の運動会など地域のイベントに招待してくれたり、引っ越した後には地域の方との交流を目的に、ホタルの鑑賞会を開催してくれたりしています。
様々な補助金制度で最大400万円
移住を手厚くサポートしてくれる行政の制度も見逃せないポイントです。例えば「飯能住まい」の制度を利用して市外から転入した場合は最大100万円。23区から移住し就業・起業等を行った場合、2人以上の世帯で転入した場合は100万円、地場産の西川材を使って建築したら最大65万円など、様々な補助金を組み合わせ、最大400万円の補助を受け取ることが可能なのです(条件によって金額は変わります)。
飯能市がどれだけ本気で移住に取り組んでいるか伝わってきますね。
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