たべる

ライター:山山子

2021.09.18

歴史を感じる古民家のかき氷屋さん「時の音(ときのね)」

歴史を感じる古民家の
かき氷屋さん「時の音(ときのね)」

子どもと一緒に吾野宿にある「時の音」さんへ行ってきました。飯能から秩父方面へ吾野トンネルが近づくと、国道299沿いに「氷 時の音」ののぼり旗がはためいています。お店に着くと、時が止まったかのような黒くて立派な門に「ときのね」の暖簾、天女の描かれたアンティークのかき氷機がお出迎え。

メニューには、山のように大きいかき氷、その名も「富士氷」から、フローズンフルーツを削った「冷実氷」、宝石のようにきれいな「宝石氷」など、たくさんの写真が並んでいます。その中から「宝石氷」「はちみつれもん」「みっくすべりぃ」「ぶるーべりぃ」を注文しました。

かき氷ができるまでの間、150年という歴史ある古民家をちょっと見学。

秩父街道の馬次場(うまつぎば)として栄えた江戸時代の吾野宿で、問屋として人が集まった場所だそう。現在は埼玉県・飯能市の景観重要建造物になっています。中はレトロな和室に昔の着物や生活道具など、歴史を感じるものがたくさんあり、タイムスリップしたかのよう。「こっちだよ!こっち!」とバタバタと探検に走り回る子どもたち。『となりのトトロ』に出てくるメイとサツキのワンシーンのようです。

忍者屋敷を思わせる急な階段もあり、子どもたちもテンションアップ! 着物姿のスタッフさんが時代劇で見るような刀を使った演技、殺陣(たて)も披露してくれました。

古民家が楽し過ぎて、待ち時間もあっという間。黒塗りのお椀に盛られたかき氷に、目を輝かせる子どもたち。「大きいね!」「きれいだね!」「早く食べよう!」と待ちきれない様子。

口に入れると、氷がほわっと優しく溶けていきます。「はちみつれもん」は生のレモンの皮を入れた氷を削っているそうで、口の中がレモンの香りでいっぱい。カラフルな「宝石氷」は見ているだけでうっとり。「みっくすべりぃ」はベリーの甘酸っぱさ「ぶるーべりぃ」は濃厚な酸味で、どれもミルクとの絶妙な相性でした◎

「時の音」さんは、楽譜の出版社(風の音ミュージックパブリッシング合同会社)を経営されている鎌田さん、同社企画広報の宮原さん、ダンサーの岩田さん、殺陣師の河口さんと職業の違う4人がこの古民家で出会い、アイデアを持ち寄って始められたそう。自転車や車で通りかかって立ち寄る方も多く、7月にお店を始めてから今まで、多い日には1日100杯!を売り上げたそうです。

夏の営業は、9月26日(日)まで。そのあとは少しお店をお休みして、秋には焼き芋やお汁粉など、季節ごとに新たな企画でオープンするそうです。歴史ある古民家でかき氷はもちろん、大人も子どもも歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

関連情報

店名
時の音(ゲストハウス吾野宿&カフェレストラン内)
所在地
飯能市坂石町分213
TEL
090-4963-5224
090-4963-5224
営業日
木・金・土・日・祝
営業時間
11:00~17:00(L.O. 16:30)
Web
https://kazenone.co.jp/tokinone/
Facebook
@tokinone
Twitter
@tokinone_2021

アクセス

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記事を書いた人:
山山子

夫と3人の子どもとの自然豊かな吾野暮らし。子育てや吾野の情報を中心に執筆しています。

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