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書いた人:清水 麻由

2021.08.30

かわしま はるこさん『あまがえるのぼうけん』原画展

かわしま はるこさん
「あまがえるのぼうけん」原画展

現在、丸広飯能店6階特設会場(丸善書店奥)にて、飯能在住の生物画家かわしまはるこさんの絵本『あまがえるのぼうけん』原画展が開催されています。

『あまがえるのぼうけん』は、絵本作家・生物画家の舘野鴻(たてのひろし)さん作、かわしまはるこさん絵のあまがえるシリーズの第2弾。会場では原画とともに、絵のモデルとなった実際の生き物や、舞台となった飯能の自然も紹介されています。

師事する舘野さんに観察眼を鍛えられ、常に実物を観察しているかわしまさん。『あまがえるのぼうけん』には夜の森の描写がありますが、かわしまさんも実際に舘野さんと夜の森へ出かけ、そこで見られる生き物を観察しスケッチしました。

「暗いし、一人でいるとやっぱり怖い。私自身も絵本の中のあまがえるたちと同じように冒険をした気分でした」

そのとき感じた空気感や生き物の気配までもが、絵を描くときにはとても大切なのだそうです。

「物語を書いていると絵を自分でイメージできてしまうけれど、それとはまた違うイメージの絵がかわしまさんから仕上がって来ることで世界が広がった」と作者の舘野さん。これまで数々の科学絵本を出版している舘野さんにとっても、あまがえるシリーズは新しい試みでした。

生物画家の目を通して知ることのできるリアルな、それでいて夢のある3匹のあまがえるたちの成長物語。その生き生きとした世界を原画でぜひご覧ください。

今週9月3日(木)からは現在展示中の作品15点に加え、4点の原画が追加展示されます。また、9月5日(日)と最終日12日(日)は、かわしまはるこさん在廊予定(10〜17時)です。

関連情報

会期
2021年8月10日(火)〜9月12日(日)
場所
丸広飯能店6階特設会場

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記事を書いた人:
清水 麻由

飯能周辺のイベントに出没しては、消しゴムはんこなどを彫る人。造形屋。自由人の夫&息子とゆるくて愉快な飯能ライフを送っています(飯能市内で広いおうち探してます)。

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